ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年12月14日
佛立防災アクションデー 実施報告(第9支庁)
今年9月に「佛立防災アクションデー」として、全国寺院に災害対策の強化、実践をおすすめしました。各支庁の総務担当のみなさまから支庁管内寺院の取り組みについて報告いただいています。今回は、第9支庁からの報告です。
第9支庁中国布教区 妙清寺 谷川淳浩
①実施日:令和5年9月28日10時~11時半
②実施した内容
本年8月15日の台風7号の後に寺内の被害状況の確認をしましたが、佛立防災アクションデーを迎えるに当たりこのとき誰に連絡したのかを再確認しました。すると、通常から参詣されている信徒には連絡ができていますが、別所帯の子や孫の様子は親御さんから様子を聞いている事が多く、役中から直接の確認ができていない事が分かりました。そこで大災害発生時に備えて個々に連絡ができるように信徒個人の携帯番号などをお伺いし、皆様の御協力により緊急用連絡表を作成しました。
9月28日の佛立防災アクションデーは、9時からの例月口唱会に続けて防災の研修を10時から開催して14名が参加しました。内容は本庁からのDVDと鳥取市の防災啓発動画を視聴し、日常から各種災害に備える事の大切さについて配付資料を見ながら聴講しました。最後に、大災害における大難を小難に、諸々の災難を無難に転じて頂いた御利益談を伺い、防災の第一は日々無事の御利益に感謝して、懈怠謗法なく日常信行に励む事を学び研修を終えました。
③実施して良かった事
妙清寺の所在する鳥取市は毎年30センチ以上の降雪があり、雪害に対する意識は高いと言えます。
鳥取市は地震に関して昭和18年に鳥取大地震、同58年、平成12年、同28年にも震災を被り、火災に関しては同27年に市内の大半を焼失する大火災が発生しています。大雨洪水に関しては市街が土地の低い場所にあり、本年の台風7号では市街の一部で冠水が起こり、山間部では道路や橋梁に被害が発生しました。大風に関しては老朽化した看板や屋根瓦に落下等の被害が発生しています。
しかし、このような災害は希であり、その防災に対する意識は一般的に高くなく、それは寺内教講においても同様です。この事を再確認できました。
④実施して悪かった事
 悪いことではありませんが、連絡表の作成について通常の御奉公の連絡が組内全体に出来ている組は早く資料がまとまりましたが、連絡が滞りがちの組では資料提出が遅れました。