妙福寺

本堂内陣の両脇、右の先師御霊牌壇と左の物故者お役中のご回向壇の上に御簾がかかっています。

この御簾は旧本堂時代からおかけになっていたものと聞いていて、古くなっていました。

そこで長年、御簾を手作りで製作されている生駒家の皆さんが御有志をと申し出てくださり、昨日お掛けくださいました。

お父さんの信夫さんはもう引退されていますが、生粋の御簾の職人さん。奥さんの満江さんが今回の御有志の想いを起こされ、現在社長の雅彦さん、有理さんが思いに応えてくださいました。

普段は当たり前のように御宝前を拝見してお参りしていて意識していませんでしたが、御簾が新しくなったことで御宝前もパッと明るくなりました。

それだけ長い年月、お題目が唱えられ、お線香やおろうそくで色づいていったんですね。また新たに色が変わっていくまで口唱信行に励ませていただきましょう！

本当にありがたいです！ありがとうございます！！！

ちなみに、両脇壇、右は開基日聞上人からのお位牌がご安置されてあり、左の物故者お役中のご回向壇には宥清寺伏見支部時代にお祀りされていた塔頭の御本尊が奉安されてあり、伏見支部時代のお役中方の法号が刻まれたお位牌が安置され、今に続いています。

いよいよ12月も折り返し、なんとか乗り切っていきたいと思います。