ほんもんぶつりゅうしゅう

2023-02-02 23:16

あっという間に2月。明日は寒参詣最終日!




 あっという間に2月。

明日は寒参詣最終日!
明日10時からは寒明節分総講を奉修します。

節分は2月4日の立春の前日、「季節の変わり目は邪気が入りやすい」と考えられ、また「この時期(2月上旬)はまだ寒く体調を崩しやすい」ことから新たな年を迎えるにあたって、邪気を祓い清め、一年間の無病息災祈る行事が行われてきたことが由来とされています。

世間の風習では、「福は内、鬼は外」といって炒ったお豆さんをまいて年の数だけ食べるとか、恵方巻をどっかの方角を向いて食べるなんていうのもあります。それで無病息災、厄除けになるんやったら「毎日豆まいて、恵方巻食べろきとき」と思いますが、日本人は本質よりもお祭り的で、簡単にできるのが好きですからやるんですね。

先日も娘と話をしていて、節分って何?っていう話から世間では「福は内、鬼は外」やけど、本物の仏教では「福は外、鬼は内」

「福は外に振り向ける」「鬼は自分の中にいる」って知っているから御題目で罪障消滅!だから「福は外、鬼は内や」と話してました。

妙福寺では、こうしたことを佛立的に捉えて、寒参詣明けに御講を奉修させていただいて、妙法の口唱、菩薩行の功徳によって、自分や周りの人が本当の無病息災のご利益をいただけるよう奉修させていただいているんだと思います。

その昔はこの節分総講が終わった後にご供養があって演芸なんかもされていたように伺っています。


季節の節目節目、体調を崩しやすいのは自然の摂理の中で確かにそうした節目にもあたります。それを功徳で乗り越えるように、寒参詣最終日、そして寒明節分総講、奮ってお参詣いただければと思います。