ほんもんぶつりゅうしゅう

2023-11-15 16:11

講堂の外壁工事がはじまりました。

 


13日から講堂の外壁工事がはじまりました。


令和3年3月に講堂北・東面等の塗装工事を行いましたが、今回は2年前に行うことが出来なかった講堂西面と南面の塗装工事を行い、さらに講堂屋上の防水塗装を行います。

その折は日延上人一周忌を控え報恩ご奉公として、本堂正面に続き目につく部分を先行して行いました。業者さんからは西日の影響を受ける講堂西面の塗装は建物の保全を考えても行うのが適当と助言を受けていましたが、費用面で補修塗装を行うことができませんでした。

また屋上部分は2年前には塗装は行いましたがこちらも費用面を勘案して防水塗装までは行うことができていませんでした。ですが来年、講堂屋上にソーラーパネルが設置される予定で、これを設置すると約20年は敷設されることになります。

このソーラーパネルの設置は「京都市脱炭素先行地域」事業に妙福寺が選定され、京都市主導のもと、電力会社テラエナジー、オムロンの合同出資により設置されます。ここで発電された電力は寺内で使用し、災害停電時なども活用できます。
現在、妙福寺はテラエナジーと契約しており、再生可能エネルギー・脱原発エネルギーによる電力を使用しています。今後ソーラーパネルも加わりエネルギーの地産地消の一翼を担うことにもなり、地域の緊急避難所の指定をいただいている妙福寺としては災害時に電力が確保できるのはとても大きな力になります。

これらの安定した運用のためにも講堂を長く護持していく必要があり、10月から特別御有志の勧募もさせていただいています。

この講堂は、高祖700回御遠忌の記念事業として建立され、御講や会議、さまざまな行事で活用されてきました。この他にも書道教室、自習室、学研教室、キックボクシング・エクササイズなどの会場として使用しています。この講堂は、信心増進、菩薩行の実践ため、さらにはエネルギーの地産地消、地域貢献にもつながると知って護持ご奉公いただけるとありがたいです。