ほんもんぶつりゅうしゅう

2024-05-24 06:14

戦争、平和そして仏教



この数日、台湾周辺のニュースを注視しています。


22日は南浜小学校からご依頼いただいて6年生の平和学習でお話させていただきました。


何を?

戦争も経験したことのない私ですが、京都佛立ミュージアムで開催した「トランクの中の日本〜戦争、平和、そして仏教展」の紹介をさせていただきました。


来年は戦後80年の節目。はじめて展示をしてから10年が経ちました。その頃に比べると実際に戦争が起こり、日本もいつ戦火に巻き込まれるかわからない状況になっています。


だからこそ、大切なこととお話させていただきました。


質疑応答含めて1時間半、座ったまま。ものすごい長い時間でしたがみんな一生懸命聞いてくれていました。


今年で5回目だと知りましたが、毎回誰かがする質問

「松本さんにとって平和って何ですか?」

永遠のテーマです。質問をされることもありますが、より考えるようになりました。


やっぱり難しい質問で、答えを実践し続けることがさらに難しいです。


ブッダのお言葉「憎しみは憎しみによっては止まず、ただ慈悲によってのみ止む」

さらにブッダは慈悲の瞑想で、自分も、そして憎しむ者の幸せをも願えるようになることを祈ることを教えています。


この言葉を胸に刻んで、生活の場、人生の場面場面で怒り、他者を受け入れない正義心に打ち勝つことができれば平和を守る一人になれるのではないかと思います。