ほんもんぶつりゅうしゅう

2024-07-04 08:52

お寺で太陽光発電、視察に来てくださいました











7月2日の遺嘱伝承の儀式に続き、3日は佛立第二十六世講有日良上人が宥清寺をご退山される退山式が行われました。


日良上人を御導師に外陣において一座のお看経があり、第二十七世講有日覚上人ご出座のもと、宗務総長はじめ宗務員や多数のご信者がお見送りに駆けつけておられました。8年間のご教導の御礼と今後の法体ご健勝を心よりお祈りいたしました。


正午過ぎ、お約束していたFoE Japan(https://foejapan.org)の気候変動・エネルギー担当/理事の吉田さまと龍谷大学政策学部教授の大島先生が妙福寺に再エネ、パワーシフトの実例ということで。視察に来てくださいました。


FoE Japan様は、パワーシフトの提案をされ「未来をつくるでんきの選び方」というリーフレットを作成して啓発されているということ。


今回は、テラエナジーさんからお声かけくださり、妙福寺が京都市の再エネ事業、第一号として導入した太陽光パネルについて、テラエナジーさんとのご縁や導入に至る経緯などをお話しさせていただきました。


導入に際しての経緯は下記のテラエナジーさんのHPに掲載していただいた通りですが、

・導入に際しての設備投資、ランニングコストがかからない。

・太陽光パネルで発電した電力は買い取る形になるがそれも託送料は必要なく、通常の再エネの電力よりも安い単価で購入することができる。

・パネル設置に関して取り付ける会館にネジなどの傷はつかない。

・軽量であるが吹き飛ばされる心配はなく、もし飛ばされても設置管理業者が責任を持って対応してくださる。

・災害などの停電時、太陽光パネルや蓄電設備に支障がなければ災害時も太陽光パネルで発電した電力は会館の指定した場所で利用することができる。災害時に携帯電話一つ充電できるだけでもありがたいと思います。


デメリットとと言えるほどではないですが、20年間は設置をするという約束。会館の建て替えなどでパネルを移動するなどの場合の費用はこちらで持たなければならないということ。


以上を提示していただいたのですが、経済的な負担はない、電気料金は安くなる、災害時に電力利用できる、もはや騙されているんじゃないか?と思うくらいの条件でした。


それでもご信者皆さんの不安などは当然で、一つ一つ説明をして、それでも実際に見てみないとわからないところもあり、半分くらいは不安に思いながらも、住職を信用して下さって設置導入を承認していただきました。


まだ運用して2、3ヶ月くらいですが、確かに電気料金が安くなっています。

実は、太陽光パネル導入前の昨年の決算でも電気料金だけは前年と比べて数十万円安くなっていて経費節減に大きく寄与していました。


今年度はさらに期待できます。もちろん、太陽光パネルの電力だけでお寺全体の電力は賄うことはできず、全体の23%ほどにとどまりますが、太陽光パネルでの発電100%利用のお寺ということになるそうです。


吉田様、大島教授は非常に感銘を受けてくださり、高く評価してくださいました。

母校谷大学が実は再エネ100%電力だということや龍大が自治体と連携して発電所を作っていたり、非常に

し精力的に活動しているというのも初めて知りました。


なんといっても大島教授が本山宥清寺や京都佛立ミュージアムをご存知だったということもびっくりでした。


貴重なご縁をいただき、有意義な意見交換をさせていただくことができました。

もっと京都市内のお寺、この京都市の事業を取り入れて太陽光パネルを設置していただければありがたいと思います。



テラエナジーHP

https://tera-energy.com/otera-omoya-kyoto/伏見・妙福寺/?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR37tC9Ayxl7_JI_MtvGgCR2Q2QSa0qWdrSZpTV1GtaLcJ1YdsyfCrcMBAs_aem_AcasCYAaucYR_Zsok7m9vbdewedAa0gW91Igd4qFWVE-tYlkoM-5-L9DoeHV80OdkbkkA6hoYVPfyqi-RHiPNZ1o