ほんもんぶつりゅうしゅう

清流寺 オーストラリア教区


2022-08-14 12:03

娘への不思議なお計らい

ありがとうございます。荒木香里です。 昨夜、寝る準備をしてベッドに入った娘が「あれ?マミー、あれがない。」というので「あれって何?」と聞いてみると「ほら、口の中にできたhanging(ハンギング)がない。なくなったよ!」というので「え?本当?ちょっと見せてみて。」と娘の口の中をスマホのライトで照らしながら見てみると「本当だ!なくなってる!ヤッター!すごい!」と二人で大喜びをしました。 娘が言う、ハンギング(ぶら下がってるもの)とは一体何なのか。それは、3週間前に娘の口腔内、右上親知らずの横の歯茎に突然できた突起物で、娘は食べかすか何かがくっついていると思い、舌先で取り除こうとしたようですが、それができず、私に「マミー、奥歯のガム(歯茎)に何かハンギングしてる。」と知らせてきたのです。よく見ると、確かにハンギングしているように見えます。痛くもかゆくもない様子ですが、本人にしていれば邪魔でしかなく、それでも緊急性が高いとも思えなかったのでしばらく様子を見て大きくなるようなら受診かな?と思っていました。 今考えてみると、その突起物ができたのは「家族への折伏ができていない。点数化するなら0点どころかマイナスだ。」と私が結構落ち込んでいた時期でした。 娘は突起物に関して、気の病むほどではないけれど、ただただ邪魔ということで、私は娘にも話して自然に治るようにと御祈願を始めました。 そうこうしている内に、娘がお給仕を始める事になり、昨日で2週間が経ちました。 昨日は、週末だったので2人で時間をかけて丁寧に心を込めて、御戒壇の御磨き、お掃除、御灰を綺麗に整える御給仕をさせていただきました。ホコリや目に見えない汚れを無くして、御宝前を荘厳に整える御給仕の意味が娘にも理解できる日が来ますようにと願いながら。 実は先週、長男が御信心に関して大反発を起こしました。その反発たるや過去最大で、御信心ができなくなるかもしれないと言う危機感が私の頭をよぎりました。(後日、長男は私に謝ってきたのですが。) そして気が付いたら、私は娘に「マミーが御信心をやめることになったら、どうしよう。」と話していました。娘はそれを聞いて「マミー、やめちゃだめだよ。もし今の部屋で御看経ができなくなったら、わたしの部屋でやればいいんだよ。絶対に続けなきゃだめだよ。」と言ってくれたのです。普段それほど強く物を言うことはない娘が私に向かって、しっかりと伝えてくれたのです。それを聞いて、胸がいっぱいになり言葉に詰まりました。優しく強く励ましてくれる家族がすぐ隣にいてくれることがこんなに心強いものなのかと初めて感じました。 御給仕を始めた娘にとって、どれをとっても功徳となり、娘にとって邪魔なものがなくなったというお計らいをいただいたのではないかと想像しています。 私はずっと有り難い御縁に恵まれ、大好きで、尊敬できるかけがえない方々に囲まれて今があります。 娘ともお互いに励まし合いながら前進できる母娘、仲間になりたいと思います。
花南ちゃん頑張ってます
花南ちゃん頑張ってます
良いアイディアですね
良いアイディアですね
ピッカピカの御宝前
ピッカピカの御宝前