2024-04-18 10:42
長谷川御住職が我が家へ!
ありがとうございます。バーズリーゆかりです。
待ちに待った2024年4月8日。本寺・清流寺の長谷川御住職が数十年ぶりにオーストラリア・クィーンズランドへおい出になりました。空港から直接私宅にお越しいただき、お助行が行われました。玄関で初めてお会いする御住職に、私は「あ、いつもオンラインで拝見している御住職!」とYouTuberに会った時のような不思議な気持ちになりました。子供たちも大喜びで、テンションマックス!
御住職はお疲れの色を微塵も見せず、すぐにベイン光子組長夫妻、学徒の清慎さんと御看経が始まりました。長谷川御住職の「無始巳来・・・」とお声を発された瞬間、部屋全体に響き渡り、それは迫力がありました。子供たちが心配するほど涙が溢れ出ました。私の感激は御住職のお声に圧倒されたのはもちろんですが、入信してから画面だけで拝見していた御住職が今、私の家でお助行をして下さっていることに、信じられない気持ちでした。また、拍子木の叩き方にも違いがあるなと思ったり、一緒にその場でお看経ができる幸せを噛み締めた瞬間でもありました。初めて目の前で長谷川御住職の御法門を拝聴できるなんて心からありがたく感じました。(しかも目が合っている!) 日本在住の信者の方々は毎朝、毎晩これができるんだなぁと羨ましくもあります。私たちにはお寺がなくお教務さんもいらっしゃらない中で、亡き先代と信応師、そして長谷川御住職や先輩方からの教えでやってきました。正直に言うと、今でも手探りの状態です。それでも、お寺で育った光子組長、4代法灯相続の恵利加さんから子供時代に感じた教えや、お話を私の子供に置き換えて気づきや教えをいただきます。信応師はいつも、お二人が子供時代に感じたことを思い出してブログに掲載して皆さんに伝えるように仰っていました。お二人は子供時代のご信心、大人になってのご信心を違った角度から見ることができます。私たちの子供もそうなってくれると信じています。現在、学徒さんも存在していますが、今から頑張ろうと覇気を上げる中で人数は減ってしまっています。しかし、御住職とご供養をいただきながら、たくさんお話をした中で、根本的なことが御住職、信応師、組長、恵利加さんが常に下さる言葉や思いと全く同じでした。「ご信心を生活の中に取り入れる、そして思う心」ということです。「もう果物をお供えしたから(見栄えを感じて)ゼリーは良いよ」とお給仕をしていた娘に言ったのは今朝でした。しかし、娘は断固として「御本尊と信応師ゼリー1個ずつね!」と言い張り、喧嘩しないように?必ず2個お供えします。それは、自分が喧嘩しているからでしょう。御住職はその気持ちが大切なことを説いてくださいました。子供から気づかされることがあるのも、このご信心のおかげだと感じています。
99%の感激の涙と1%の涙は、私の家にはもう信応師を含め組を去った方々のことを考えた悲しみと悔しさの涙だったかもしれません。この3週間で勤務する学校で、二人の学生の死に直面しました。信応師のご葬儀で感じた諸行無常。何故か朝晩御看経をあげても胸が苦しく、胃痛があり、秋休みに入っても同様でした。御住職にお会いする本日、不安ながら朝看経をあげていると痛みが少しずつ和らぎ、無事に1日を終えることができました。御住職や組の仲間からまたパワーをいただき、ご利益をいただけたと思っています。御住職は、自分が辛いと思っていたとしても、皆何かしらあり、感じている、それが日常だとお教えくださいました。この組で異体同心であり、自分よりも人を思うこと、決意を貫き組を支えることを心がけます。御住職や亡き信応師がいつも私たちを思いやってくださっているように、いつか清流寺へ恩返しできるようになりたいと思っています。帰国したら子供たちと清流寺に参詣するのが今から楽しみです