2024-02-01 21:01
本山お初灯明料の御利益
ありがとうございます
クィーンズランド組 汪 齋藤 恵利加です
先日寒参詣21日目に、お導師の御法門にて"財の功徳"のお話を聴聞させていただきました。偶然にもちょうどその少し前に、私が体験いたしました、'財の功徳'による御利益談をご披露させてください
私は小さい頃から、お年玉をいただくと、母から本山にお初燈明料としてあげさせていただきなさいと言われ育ちました。幼い私は、お年玉が減ってしまうと不満に思う時もありましたが、母はに新年の初めに奉納させていただく事で、私がその一年困る事無く無事に過ごせるのよと教わり、深い意味を考える事無く、言われるままに毎年させていただいているうちに私にとって御初燈明料をさせていただくのは、新年の大事な行事になっていました。
ただ時には、お金を工面することが大変な時もあります。
今年は特に、息子の学豊の入退院が重なり、どうしても、私が付き添い入院をするので出費が重なります。その上に最近の物価高、そしてオーストラリアでは一月が新学期と出費が重なってしまい、いつもの様に家族全員のお初穂を工面するのが非常に厳しく、大変悩んでいました。でもここでお初穂を削るわけには行かないと精一杯、出来る限りの額を奉納させていただきました。そうした、その何日後に、突然、大手のスーパー会社から電話がきたんです。
嘘の様な本当の話し、なんと応募した事すら知らなかった抽選に当たっていて、日本円で言う、40万円近くのポイントが当たりました。ポイント還元で貴女のポイントカードに入っているんですが、使われて無いみたいなんですけど、(節約の為お買い物をなるべく控えていたので…)ご存知でしたか？と心配してわざわざ電話をかけて来てくれました。正直最初は、新手の詐欺かと思ったぐらいです。でも電話の向こうで、詐欺じゃないですよと笑って言われ、私はすぐさま、お買い物にスーパーに走りました。一番最初に手に取ったのは、御宝前用の豪華な花束でした。オーストラリアは花が大変高いです。特別な時以外は贅沢出来ずにいたので、一番綺麗で好きなお花を手に取りました。
そして、お盛物にお高坏まで、まるでお導師が家にいらっしゃる日みたいに御宝前を整える事が出来ました。綺麗になった御宝前を前に私の心は言葉では表せない.なんとも充実とした気持ちで一杯になりました。
何年か前に、オーストラリア組が出来新しい信者さんが増えて来た時に、お寺になぜお金を払う必要があるのか？と聞かれる事がありました。私達は海外で暮らしておりますので、国も考え方も、育って来た環境も違います。お寺もありませんから、行った事も無いお寺にお金を納めるのに疑問が湧くのは自然な事だと理解は出来ました。ただどう説明すれば良いのか悩み、母に相談した事があります。母は、お寺にお金を奉納するって事は、徳を積むって事意外に、自分の業、欲を祓うって事でもあるのよ。人間だれしもお金に欲、執着があり。それが罪障。それを祓うことが出来るのが'財の功徳"なのです。と聞かれたら教えてあげなさい。と言われました。
小さい頃は、豊かに無事、過ごせますようにと教わり、今思うと、贅沢で裕福と言う事ではありませんが、幼少の頃から、食べるのに苦労するなどと言った事は無く、むしろ充分過ぎるぐらい豊かに過ごして来たと思います。もちろんそれには、母の大変な苦労と努力もあったとは思いますが。私達家族は常に御宝前に守られていたと思います。
そして今新たに''財の功徳''と言う事について、真の意味を信者として、深く考えて行く機会を得られた事にとても感謝しております。
ありがとうございます。