ほんもんぶつりゅうしゅう

清流寺 オーストラリア教区


2022-04-03 05:16

三ヶ寺合同ゴリカン

ありがとうございます〓
クィーンズランド組 汪 齋藤 恵利加です

4月2日、三ヶ寺合同ゴリカン(御利益感得助行)が無事奉修されました。
その日私の息汪・学豊(ガクト
)の御祈願を長松お導師から特別に言上していただき、ただた
だありがたいと言う思いでいっぱいです。ありがとうございました

ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、少し学豊の事を書かせてください。学豊は先天性の心臓疾患を持ち心臓が半分しかありません。そのために産まれてから何度も手術を繰り返してきましが、残念ながら肺も半分ぐらいしか機能していないため残る治療は心臓と肺の同時移植のみと診断され、移植が出来なければ、持って三年と余命宣告も受けています。本来なら車椅子で酸素ボンベをつけての生活を余儀なくされる状態なのですが?学豊は私のお腹に居る時から皆様からのたくさんの御看経を浴びるようにいただいて、お医者様も首をかしげるほど元気に日々を過ごす事が出来ています。これぞ目に見る現証のご利益と私はいつもありがたく思っておりました。

しかし、最近原因不明の発熱を繰り返し入院、検査が続き疲労困憊しておりました。そんな時このタイミングでゴリカンの話しが出て来たのです。そして、ゴリカン前日に突然、原因不明だった発熱の検査結果の知らせが来て、おそらくリウマチだと言う話をされました。
原因が分かった事に安堵したと同時にこの新しい診断のせいで、移植が不可能になるかも知れないと不安が湧いてまいりました。
すぐに、これはゴリカンで必死に御看経をして、御宝前にお頼みするしかないと決意いたしました。

私は常々、人は何の為に生まれ、何の為に生きて行くのか?一人の命は小さく儚いもので、どんな力があるのだろう?と考える事があります。
特に息子学豊の人生を見ていますと、彼はまだたったの12歳、社会において何も影響を与えて居ない世界からみたら小さな命です。彼に辛い治療を強いて私の母親としてのエゴの為だけに無理に生きさせているのではないか?そんなジレンマに頭を悩ませる事が最近よくありました。

でも今日ゴリカンを経験して、あれだけの方々が一心にお題目を唱える姿を見た時、気づく事が出来ました。一人の人間にだって人を動かす力があるのだと。ゴリカンを始められた松本お導師からクィーンズランドに繋がって、清流寺、妙深寺にと影響して行ったように、世界平和だって、もし皆が同じ気持ちを持ってお題目を唱える事が出来たら叶うかもしれない、そんな夢と希望が感じられるパ
ワーをいただきました。誰かの為に必死に御看経をあげられる喜び、現証のご利益を目の当たりにする事が出来た時の驚きと、感謝の気持ち。学豊は私に毎日この喜びを実感させてくれています。これからも、本門佛立宗ご信者の一人として日々学び、一歩前進、信心改良を心がけたいと思います。本当に皆さんありがとうございました。そしてお疲れ様でございました。