ほんもんぶつりゅうしゅう

清流寺 オーストラリア教区


2022-04-05 16:18

ゴリカンと言う新しい扉

今回の合同ゴリカンは私にとって初めての経験でした。まだ入信してから3ヶ月余りしか経っていないので3時間ものゴリカンはちょっと自分にとって早すぎるかなと思っておりました。
そもそもご利益感得助行の意味とその目的も良く分かっておりませんでしたので私の中ではちょっと漠然とした思いがありました。
ゴリカンと言う言葉は聞いてるだけでも迫力があるなーと感じていましたが。

私の教化親の香里さんにはいつも良くして頂きゴリカンについて少しずつ教えて頂きました。
当日はちょっとドキドキしていましたがゴリカンのお看経が始まったとたんその緊張はすぐに解れました。
ゴリカンのお看経の順序も何も知らないままただZOOM オンラインの画面を観ながらお題目を御唱えしました。
香里さんにお聞きした通り、自分以外の人達のご祈願をすると言う事を念頭におきながらお看経をしました。

最初はソワソワして気付かなかったのですが途中から多分お題目のトーンがリズミカルに聴こえるようになって私の心もそのお題目のリズムに合わせて調和されていくのが分りました。そして今世界の離れた場所でありながら4つの拠点を通してお題目を一緒にお唱えしている、お題目をお唱えするリズムが全く一致しているその力強さを心から感じ取る事が出来る自分に逆に驚きました。これこそブッデズムパワーなんだなーと感動しました。
ゴリカンの3時間は思っていたよりも早く進み、最後の30分はクライマックスでZOOM のボリュームを上げてお看経しました。まるで歌を歌っているような気持ちでした。

私は良くやる前から出来ないと決め付けてしまう癖があります。イメージだけでやりもしないのに無理だと言う結果を出してしまう。今回自分にとっては非常に興味深い経験となりました。目の前にある大きなゴリカンの扉は思っていたよりも軽くて鍵も掛かっていなく、ちょっと扉を押したら自分を新しい世界にすぐに招いてくれました。お会いした事のない世界の皆さんと同じ目的でリズムを取って唱えるお題目はリズミカルなミュージックにさえも聴こえました。

素晴らしい機会を与えてくれてありがとうございました。これからはやる前に決めつけないでどんどん新しい扉を押して行きます。