ほんもんぶつりゅうしゅう

清流寺 オーストラリア教区


2022-08-02 20:57

家族への折伏

ありがとうごございます。荒木香里です。 私には最近18歳になった高校3年生の長男と高校1年生(15歳)の次男、小学6年生(11歳)の娘の3人の子どもがいます。 私がいつも心に置きながらも、どうやって進めればいいのか分からなくなるのが家族への法灯相続、折伏の御奉公です。ここ1年でいくつか宗外の方へ御教化をさせていただきましたが、家族への折伏ができているか?と自分で点数化してみると、限りなく0点に近い。0点どころかマイナスです。 家族への折伏と一言で言っても、いろいろなアプローチの仕方があると思いますが、私にはどうして良いのかわかりませんでした。 そこで平松御講師に具体的に何をしたら良いのか、と相談させていただきました。御講師は「簡単な御給仕から手伝わせてみるのも一つですよ」とお応えくださいました。 御給仕・・・。毎朝、家族の中で一番最初に起きるのは私か、御信心に反発中の長男で、他の家族はギリギリまで寝ています。その時間帯に私は朝看経を上げるので、家族にお初水をお願いするのは、難しい気がします。でも、御戒壇のお掃除や御仏飯のお供え、これくらいなら子どもでもできそうです。早速翌朝から娘にやらせてみようと企み「明日の朝から御戒壇のお掃除、ちょっとやってみようか。」と娘に話をしました。「御戒壇のお掃除をさせていただく事で、心やお肌もきれいになるから。」と。ニキビで悩む娘もまんざらではない様子・・・。 そして実際にやってみました。「できるじゃない!すごいねぇ。立派!立派!」と必要以上に褒めながら、娘は御磨きのお掃除までしてくれました。数日経った今朝も、5秒で仏教の日めくりカレンダーをめくることから始まり、御戒壇のお掃除をします。その流れで無始已来から数分のお題目口唱に移り、最後に無始已来でワンセット。これなら毎日できそうです。 「なんだ。やればできるじゃないの。」今まで私が自分で上限を決めていた事にその時やっと気付きました。娘は御給仕を嫌な訳ではなく、面倒な訳でもなく、朝起きたら私が全部済ませていた。ただそれだけの事でした。まずは娘の御給仕と朝看経を習慣化させることが目標になりました。 あとの息子二人はどうするか。次男は最近、なんだかとても楽しそうです。こんなに日々楽しそうな男子高校生に御信心とどう向き合わせようか・・・。そう思っていた矢先、長男の誕生日のお祝いでレストランに行く事になりました。次男が出がけに、自分のスマホの充電が少ししか残っていないから、私のモバイルバッテリーを貸して欲しいというので、貸してあげました。でも、レストランに入って暫くしてからそのモバイルバッテリーがないことに気付きました。お店の中も外も探しましたが、どこにも見つかりませんでした。次男に向かって「あなたはいつもそうなんだから!」とがみがみ言ったところで、せっかくのお祝いの席が台無しです。 その夜、家に帰ってから次男をつかまえて「今日から1日5分御看経やってみよう。まずは1か月ね。」と試しに話していたところ、何を意味してるか察した次男は「うん。ごめんなさい。やります。御看経。」ということで、約束してくれました。一応、私に対する罪悪感はあったみたいです。これが意外とすんなり進んで、次男は毎晩5~10分御看経の時間を作ってくれるのです。 家族への折伏に対して、自分の甘さや緩さに危機感を持ったことをきっかけに、途方に暮れ、御教務さんに相談させていただいて、実践に移した結果、我が家に少しずつ変化が起き始めました。 子ども達がそれぞれ御利益をいただけるように、常に御宝前からお力をいただいて、少しずつでも前に進めるように、御宝前の御本意に叶う御奉公を目指したいと思います。

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花南ちゃん頑張ってますね