ほんもんぶつりゅうしゅう

清流寺 オーストラリア教区


2022-08-08 22:57

知らず計らずの御利益

とんでもない一週間とお計らい ありがとうございます。 クイーンズランド組のみずきと申します。去年まで光子さんと同じ街、トゥーンバで 暮らしており、定期的にお助行を一緒にさせていただいていました。今年からブリス ベンへ引っ越したため、お助行はオンラインがメインになっています。 7月末の土曜日、子供の用事で久しぶりにトゥーンバへ行くことになりました。光子 さんのお宅にも少しお邪魔して、お助行させていただくことができました。というの も、その時ちょうど来豪予定の友人のことでとても気がかりなことがあり、御祈願し たかったのです。とにかく無事にオーストラリアに到着しますようにとご祈願しまし た。 しかし、その友人は翌週の火曜日の夜便で来る予定でしたが搭乗できず、木曜日に日 付変更をすることになりました。そして、木曜の便も搭乗ゲートまで行けたのに雷で 飛行機が夜中に欠航になってしまい、金曜の便でやっと無事に土曜日に到着しました。 金曜はオンラインで祈願助行がありましたので、今度こそは!!と気持ちを込めて参 加していました。しかし、こんなにご祈願しているのに、こんなことがあるのかと、 とんでもないなとも思った一件でした。 そんな私の気持ちとは裏腹に、この一週間は私自身に思いもよらないことが絶妙なタ イミングで連続して起こりました。私のことなんていいから、友人のフライトをなん とかしてと思っていました。 まず、土曜日にお助行が終わったと同時に私の携帯にお知らせが入りまし た。”Congratulations!” 何かと思ったら、今とある資格のコースを受講しており、そ のアセスメントの結果でした。100%正解でないといけないのでいつも再提出をし てパスすることが多かったのですが、珍しく1回目の提出でパスしたようです。嬉し いお知らせでした。 それだけではありません。その日の夜、日本に住む弟夫婦の念願の第一子の妊娠が判 明したと嬉しい知らせがきました。これには驚きました。嬉しいニュースがたて続き に起こりました。 そして、火曜の夜には、元上司からコロナを期に仕事が全てなくなってしまっていた けれど、再開することになったので仕事に興味あるかと連絡が来ました。そして水曜 には元同僚から仕事を手伝ってほしいと立て続けにジョブオファーがきました。特に 私自身のことは誰にも言及していなかったのですが、実は最近、自営業のビジネスの 売り上げが下降気味で悩んでいました。空いている日にパートタイムのお仕事をしよ うかと真剣に考え始めていたのです。と言ってもまだ就活もしてないのに、なぜ?御 宝前にはお見通しのようです。 光子さんから今回の出来事をぜひ書いて欲しいと言われましたが、正直、私のご祈願 はスムーズに達成できていなかったので、どうしようかと思いました。 一つ言える ことは、誰かのために行動すると、それが思わぬところで自分に返ってくるというこ とです。 実は去年の今頃に書き途中だったブログの下書きが見つかり、読んでみると、同じよ うな気づきを書いていました。なかなかいいことを書いていたので追記させていただ きます。 “本日の御教歌は、「人間の おもひ出何と たづねれば 如来のつかひ これがたの しみ」… 人助けのご弘通ご奉公を最高の楽しみと思える人こそ真のお祖師さまの弟 子信者であるとお示しの御教歌です。 ご法門を聞いていて、とても共感しました。そして、亡くなった祖父のことを思い出 しました。祖父は、他利的で、人助けをしてきた人でした。亡くなる直前、多くの人 が祖父のお見舞いに訪れ、感謝の気持ちを伝えていました。中には昔、祖父から借り ていたお金を返しにくる人もいました。皆から感謝をされて、亡くなりました。私は 祖父を誇りに思っています。 そして、気づいたことがあります。私はよくまわりの方から、たくさんご利益を頂い ているといわれるのですが、ご利益がほしくてご祈願や、お助行をしたことはなく、 あとから、サプライズで、お計らいが絶妙なタイミングで起きており、良く考えてみ ると色々と繋がりがみえてきてありがたく思っているのです。“ まさにこれですね。でも忘れていました。これからも人助けのご弘通ご奉公を最高の 楽しみと思えるよう生きていきたいです。 2022 年8月8日