ほんもんぶつりゅうしゅう

上行寺


2014-02-12 12:26

今朝の御法門

人助けとは、
 
ご指南に「火に入るものを助けんとするには共に火に入り、
水におぼるゝ者を救はんとするには共に水に入りて救ふなり」
 
火の中の者を助けるには、火の中に入り、水におぼれる者を救うには水の中に飛びんでこそ救えるもの。
 
続いて
「信者は追々信心口唱して法門をも一句二句聞おぼえて、
己が教化を蒙りたる仏の御慈悲の事を思ひ出でゝ、
われもかやうにして謗法の火の中を逃れ出たり、
かやうにして御利益は蒙りたりと人にも語り、
力に応じて慈悲をさきとして深切に人にさとし、
水の中、火の中を出さんと心がけたるが、
男子も女子も随力演説と云ふ経文の如く也。」
 
過去の苦労、苦悩のつらい思い出を
過去の自分と同じように苦しみ悩む人を助ける手立てにして。
「われもかやうにして謗法の火の中を逃れ出たり」
「かやうにして御利益は蒙りたりと」
と語り、励まし、助ける。