2020年02月01日

SDGsへの取り組み② 環境や社会に意外な悪影響を与えることも

前号では、お祖師さまのご精神とSDGs(エス・ディ・ジー・ズ)の親和性から、高祖ご降誕800年慶讃ご奉公において取り組む意義を述べました。今号は、佛立信行に勤しむ私たちがSDGsを取り入れるもう一つの意義について触れたいと思います。
本門佛立宗では目下、令和4年(2022)にお迎えする高祖日蓮大士ご降誕800年に向けて慶讃ご奉公に取り組んでいます。5ヵ年に亘るご奉公も早や3年目を迎え、誓願成就への気運も一層高まることでしょう。
一方、この度のご奉公はスローガンに「世にともしびを 人にやすらぎを」と掲げられており、誓願成就という数値目標の達成をめざす中で、社会や人びとに対し、各寺院や教講の一人ひとりが如何に貢献できているか… も視野に入れておく必要があります。
私たちがSDGsを取り入れるのは、決して独りよがりにならず、常に社会性を確保するという点で大きな意義があるのです。
今年も全国津々浦々、また海外地域でも恒例の寒修行が実施され、多くの方が連日お寺参詣に励まれています。そうした中、厳しい寒さをしのごうと暖房設備を稼働させるのは良いのですが、ときに度が過ぎ、室内が熱く感じるなどということはないでしょうか。また近年、特に話題となっているプラスチックごみ。ビニール袋やペットボトルなど、ご供養などで多用してしまってはいないでしょうか。
浄財の有効活用の一環として安価なものを求めたり、ご奉公のしやすさを考慮して利便性を追ってみたりなど、ご信心・ご奉公の場で決して悪意なく行われていることが、意外にも環境や社会に悪影響を与えてしまっていたとしたら、いかがでしょう。
こうしたことには種々意見がある上、さまざまな事情が絡みますから、一概に論じることはできませんが、お祖師さまの教えをいただき、菩薩行によって罪障の消滅を祈り、徳を身に付けようと志す私たちです。
お教化や法灯相続の成就をめざし、日々努め励むとともに、時代の変化に応じ、皆で学びと工夫を重ね、より良いご信心の場、ご奉公のあり方へと改良することを諦めてはいけません。