2020年04月28日

コロナと闘うイタリア佛立教講

コロナと闘うイタリア佛立教講

ヴァレンティー二・麻樹

2か月ほど前になりますが、2月16日、晴天の日曜日、ローマの我が家で遠方フィレンツェからダニエレ・キアッフィ良誓師、アントニア・妙薫師、ご信者様方をお迎えし、ローマ組のご信者様方、私の家族、そして知人数名も加わり、たいへん賑やかで楽しいお講を勤めさせて頂く事が出来きたのですが、その後、イタリアの社会状況は急変しました。2月末に「コロナウイルス」と言う言葉を頻繁に耳にするようになりました。


2019年11月に発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が12月以降に中国湖北省武漢市から広がったという情報を受け、2月半ば頃からだったか、誤った情報や偏見があり、イタリア在住の東洋人の知人数名から、ごく一部のイタリア市民から心傷つく言葉を浴びせられたり、不快な思いに合ったと言う話も聞くようになりました。

こうした差別も更なるコロナウイルス感染拡大で3月12日のイタリア全国のロックダウン(外出規制)が敷かれて以降、波に飲み込まれる事になりました。

3月9日夜9時のテレビ中継でコンテ首相が新型コロナウイルスに関する記者会見(新型コロナウイルスの感染拡大によりイタリア全土への移動、行動制限規制が10日の午前0時から施行)を見て、子供たちの学校が5日から15日まで休校と発表され、自宅にこもる生活が始まっていたものの、ここまで深刻な状況になっているのだと認識しざるを得ませんでした。

行動規制が敷かれてから、必要最低限以上に外出する人が後を絶たないため、さらに厳しくなり、外出証明書が発行されるようになります。違反して警察のコントロールに引っかかると高額な罰金などが科されるのです。

イタリア国内、現在(4月18日18.00)のコロナウイルスの感染者は107,709人、死亡者24,648名、完治者51,600人に上ります。感染者数は減少傾向にあるそうですがまだまだ油断はできない状況です。

ロックダウン初日から生活に必要な食料や医療品以外の生産活動の停止、販売店も強制休業、営業許可が出ているのは、市場、スーパー、食料を扱う小売店、薬局、ガソリンスタンド、タバコ屋などに限られています。(レストランはデリバリーのみの営業可。今月14日からは、文房具店、本屋、新生児、幼児用の衣料品店の営業も認めています。)教会などの宗教施設は参拝者の出入りを禁じるようにとの指示が行政から出されました。

そんな中、香風寺フィレンツェ別院の担任、ダニエレ・キアッフィ良誓師は、すぐさまに対応されました。
それからは一人で毎朝、別院に参詣され、一時間お題目を唱えられてから、ビデオカメラに向かってご法門を説いて下さっています。録画されたご法門は、アンドレア・ゴーリさんというご信者さんがグーグル・ドライブ(Google drive)を使って聴聞できるように陰でご奉公をされているおかげで、私たちイタリア全国の信徒たち(フランス在住信徒、ロンドン在住信徒も)は、どこからでも聴聞させていただけるようになっているのです。1日も欠かさず、毎日ご法門を私達に説かせていただくと強い意志を持って決断されての事でした。

さらに良誓師の呼びかけで毎朝7時半から8時までと夜は7時から8時までの1時間、各自宅のご戒壇の前でお題目をお唱えし、世界のコロナウイルス早期終息のご祈願をさせて頂いております。

そんな中、良誓師のご法門の中で、各信徒がお互いに励ましあい、助け合っている事例や、ご利益談が披露され、それがまた他のご信者さんに良い刺激となって伝わり、ご信者同士の絆を高める良い相乗効果が生まれるという現象が起きています。イタリア信徒の間では随喜の声が、絶えない状態です。

日本、アメリカ、スリランカ、ブラジル等のお教務様、ご信者様方からも励ましのメールを頂いております。
皆様も大変な中、本当にありがたいことと随喜させて頂いております。

世界中の佛立ファミリーがこの厄難との闘いを通して異体同心の輪、絆が深まり、イタリアをはじめ諸外国にさらにご弘通が広まることを願ってやみません。