2015-11-01 11:00

如是我聞 10月の御奉公

聖人御教歌
御弟子に数まへらるる身なりとも  知らで暮さん人ぞ口惜

 

此の御教歌の御題は「世に知らぬ喜びなるを」とお示しがございます。            

上の句のお意は、信者の自覚を促されたのです。何事も私たちの自覚意識の如何によりその人、そ
の事
態度が決まる訳ですね。御祖師さまのお弟子旦那である信者としての自覚と役割をしっかり
持つことによりご法にお仕えする信行ご奉公の体制が生まれるのです。お祖さまは身命を賭けて
法華経の金言を証明し、み佛のお使いである本化上行菩薩であることを自覚し喜び中にご奉公を遊
ばされたのです。その御祖師さまの弟子旦那ご信者としてご奉公させて頂ける身の上なのですから

何よりも御祖師さまにお喜びに叶う様にご信心をさせて頂かなければなりません。ご信心の喜び

中には、ご利益を頂いた喜び、お教化の出来た喜びご弘通が発展して行く喜び、異体同心の和が

第に大きく結ばれお助行が盛んとなりお看経が沢山上がってお題目の功徳が充満し菩薩のご信心

次々と結ばれて行く等いろいろとありますが、その根本は御祖師さまのお弟子信者の一門に加えて

頂けた喜びを感得する事ですから、此の御教歌はそうした喜びを知らないで自分事にのみ暮らし

いる人は誠に残念なことである、とお戒め頂くのです。私たちお互いは此の喜びを感得し、御祖師

さまが苦難の連続の中に光明をお見通して行動された様に、ご奉公の中に御利生を蒙る事が出来る

のです。御妙判には「ほめられぬれば我身の損する事をも顧みず、そしられぬる時は、又我身の

るるも知らずふるまう事凡夫のことはり也」とお示しです。

                     (昭和五十三年四月日敬上人遺稿御法門の一部)