ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-03-04 10:07

3月4日の「毎日ぶっきょう」

酒飲みにしかわからない感覚かもしれませんが、たとえ丼鉢でも酒が飲めたら満足な訳で、当然のことながら、徳利(とっくり)に入ったお酒を、お猪口(ちょこ)で飲めたら最高です。もし、徳利の中身が水だとしたら、それはそれは大問題で、水で薄められた酒もあきません。俗っぽい表現ではありますが「何事も中身が大切だ!」というメッセージがそこにあるのです。

 

確かに、まず見た目から入ることは大切ですし、見た目が整ってこそ中身も充実する一面もあります。ただ、水はどこまでいっても水で、酒はどこまでいっても酒な訳で、根本が違えば元も子もないのです。いわば、どんなに周りから評価され、褒められたとしても、ダメなものはダメ、評価に値しないということ。つまり、相対的な評価だけでは足りない、絶対的な評価を得る、確立するという一面が強く求められるのです。

 

ただ、絶対的な評価さえあれば、それでいいのかというと、それはそれで少し課題が残る訳で、いくら美味い酒だとしても「丼鉢でしか出てこない」となると、相対的な評価は得にくいものです。折角の美味い酒だからこそ、色んな人にも飲んでもらい、沢山の方々から評価を得るべきと言えます。そう思えば、やはり見た目も中身も大切で、それぞに充実させていくという二本立ての努力が必要なのです。

 

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