ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-07-09 10:25

7月9日の隆宣寺日記

太陽の光は万物を平等に照らします。太陽の意志によって《偏り》や《不平等》が起こることはありません。ただ、太陽の光を受ける側の状況によって、自ずと違いは生まれます。たとえば、深海に住む動植物には光は届きませんし、小さな動植物は、大きな動植物の陰になることもあります。雲が発生すれば太陽の光は遮られてしまいます。
 
同様に、仏様の《慈悲》も万物に対して向けられています。「全てを救いたい、仏道へと導きたい」というのが仏様の願いです。あとは、その《慈悲》を受ける側の姿勢が重要になります。「受取拒否」をすれば、仏様の《慈悲》は届きません。仏様に対する「疑い・迷い」が心の中で起こってしまうと、まるで真っ黒な雨雲が発生するようにして《慈悲》を遮ってしまうことになります。
 
大切なことは、昨日のブログでもお話しした通り「信じる」ということです。それは単に「心で受け取る」ということではなくて「教え通りに生きる」ということ。そうすれば「疑い・迷い」の雲を追い払うこともできます。常に《信心》という新鮮な風が吹いて、心の中が淀むこともありません。そういう澄み切った心であれば仏様の《慈悲》もダイレクトに届きます。必ずや私達の人生を「最適化」してくださるに違いありません。
 
「一人でも多くの方に、仏様の《慈悲》が届くように」そう思うからこそ、私達はいつも世のため人のために祈る訳ですし、縁ある方々に対して仏教をお伝えする訳です。つまり「あなたにも仏様の《慈悲》が届きますように」という《慈悲》です。仏様はいつでも私達に手を差し伸べてくださっています。あとは、私達一人ひとりが、その手を握り返すだけです。そのことを一人でも多くの方に知ってもらいたいと思います♪
 
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