ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-02-09 12:35

2月10日の「毎日ぶっきょう」

仏様の教えを伝える手段方法に「与(よ)」「奪(だつ)」の2種類があります。

 

「与」とは【あたえる】ということですから、教えを伝えることに主眼が置かれます。仏様の教えを手に取ってもらう、受け取ってもらう、試してもらうことが主たる目的。そのため、手に取ってもらいやすい、受け取ってもらいやすい、試してもらいやすい内容となります。ただ、その分だけ《教えの厳格さ》は失われているので「とりあえず」「仮の」の内容です。いわゆる入門編であり、初心の方々に対して取られる手段方法といえます。

 

それに対して「奪」は【うばう】ということですから、不純な部分を取り除くことに主眼が置かれます。つまり「とりあえず」の形でお伝えした仏様の教えに《厳格さ》を備えていくことが主たる目的。より細かく、厳しく、精度は高く、余計なものは取り除き、不足しているものは補う内容となります。ただ、その分だけハードルが高くなりますが、最終目的地はココであることを心得ておくことが必要。よって、こちらは応用編であり、ある程度の経験を積んできた後心の方々に対して取られる手段方法です。これら「与」と「奪」を使い分けて、人々を導くのがリーダーの役割であり、腕が試される所でもあります。

 

*この教えは会社や学校といった《教育の場》でも使えると思うので、ぜひ参考にしてみてください

 

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★夕看経の御法門は【ここをクリック】(YouTube)*与奪について詳しく話しています