ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-06-21 12:17

6月21日の「毎日ぶっきょう」

亡くなった方に対する供養(お弔い・ご回向)は、一体誰のためにさせていただくのでしょうか?ご先祖さま、亡くなった方に対して供養をする訳ですから、当然ご先祖さまのため、故人のためです。そして、もう一つ忘れてはならないのは「自分自身のためでもある」という点で、ここが非常に重要。というのも、亡くなった方は私達の目に見えない状態になっただけで、いなくなった訳ではありません。もし、その方の存在そのものが消えてなくなったのであれば、そもそも供養をする必要が無いと言えます。でも、実際はそうではなくて、今もなお現実に存在していて、私達の人生を形づくっている一部なのです。

 

つまり、ご先祖さまや亡くなった方を供養することによって、ご先祖さまや故人にプラスが生じれば、それはすなわち、私達自身のプラスとなり、これからの人生を良い方向へと変えていく原動力となります。そういう意味において、ご先祖さまや亡くなった方の処遇は決して他人事ではなく、自分事なのです。だからこそ、亡くなった方に対する供養(お弔い・ご回向)は、自分の責任でさせていただくべきであり、人任せにしたり放置したりすることは、その分だけ自分の人生を人任せにしたり、放置したりするのと同じ。自分という存在は「自分」だけで出来上がっているのではないからこそ、供養は人生に必要不可欠なのです。

 

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