隆宣寺

何かを学び取ろうとする時に大切な心得があります。それは五感（視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚）だけではなく「心」を使う、「心」で学ぶということです。五感で学び取ったことは知識や技術となり、学び続けることで次第に蓄積されていきます。ただ、それをいつ、どこで、どれだけ使うかは、その日、その時の「心」が決めることです。

 

どんなに知識や技術が身についたとしても、心が動かないと、体は動きません。たとえ、無理して動かすことができたとしても、人生に根づかせることは実に難しいことです。そう思えば「生きた知識」「生きた技術」を身につけるには、五感だけでなく、心で学び取ることが大切なのです。