ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-05-05 11:22

5月5日の「毎日ぶっきょう」

どんな組織でも同じことが言えると思いますが、今までやってきたことを今まで通りにやるのが一番楽です。打ち合わせをするにしても「いつも通りでいいよね?」「〇〇さん、今回もよろしくね〜!」で終わります。すると、会議はどんどん形骸化していき、ただのお喋り会になったり、挙げ句の果てにはグチ大会になったり。事前の準備がそんなことですから、事後の反省・改良という話にもならず、何事もやりっ放しになりがちです。この繰り返しでは何年続けても成長や進歩はなく、むしろ惰性に流れ、衰退化し、淘汰されていく傾向にあります。

 

残念ながら、淘汰される事態に陥った時、今まで通りにしかやってこなかった人々から打開策は出てきません。そういった企業にコンサルタントとして入る遠藤功氏は、まず次のことから着手するそうです。「私がコンサルタントとして企業に入り、まず着手することは、自分たちがいかに惰性に流され、言われたことしかやっていないのかを気づかせ、目を覚まさせることである。それには『あなた達ダメですよ』と叱っても意味がない。良いお手本、良い事例を見せることが最も効果的である。」

 

もちろん、どんなに良いお手本、良い事例を見せてもらっても、他人事にしてしまう人は成長できません。「人の振り見て我が振り直せ」というように、自分事と受け止めて、自分から改良に踏み出すからこそ、その人は成長の第一歩を踏み出すことでき、そういう人が増えることで組織としても高まっていきます。ただ、こういった動きは一朝一夕で何とかなるものではなく、数年かけて地道に築き上げていくものです。今の組織に失望するのはこれまでのツケ、これからは数年後の未来を見据えて一歩ずつ確実に前進しよう!

 
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