ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-08-05 09:27

8月5日の隆宣寺日記

恐らく大半の方にとって「信心」とか「信仰」というものは、非日常的で、特別なことだと感じておられると思います。しかし、仏教で説かれていることは「この世の真理」であって、いわば、この世で生きるものが心得ておくべきルール・法則だと言えます。

 

人生に悩み、苦しみは付き物で無くなることは決してない。そう感じているのが私達人間ですが、仏様は「そんなことはないですよ」と教えてくださいます。この世で生きるルール・法則をキチンと守ることができれば、その悩み、苦しみは解決できると、仏様はお悟りになったのです。

 

「そのことを、みんなにも知って欲しい…」というのが仏様の切なる願い。悩み、苦しみと上手に付き合いながら、有意義な人生を送って欲しい。いわば、仏教とは人生を最適化するための教えであり、人生の指針なのです。それを非日常的にしてしまうのは、本来の趣旨とは違ってくることになります。

 

「信心」や「信仰」そして「お寺」という場所は、常に私達の人生と共にあって、常に私達の人生をより良く形づくってくれます。道に迷わないための道標であり、道に迷った時の誘導灯でもあり、いざという時に助けてもらえる非常口、避難場所でもあります。

 

たとえ、今はその実感がなかったとしても、実体験をすれば、ご信心が「日常の人生」と「非日常の人生」の違いが、必ずわかるようになってきます。皆さんにその第一歩を踏み出して欲しくて、私は色んな形で仏教をお伝えし続けています。私達は「悩み、苦しむ」ために生まれてきた訳でも、今を生きている訳でもありません。もっと、もっと皆さんの人生が安らかでありますように♪

 

*7月20日〜8月19日までは「夏期参詣」の御法門です

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