ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-01-12 14:39

1月12日の「毎日ぶっきょう」

どんなに足腰が強かったとしても、それだけで富士山には登れません。入念に事前準備をして、現地では優秀なガイドさんについてもらう。それでこそ「足腰が強い」という能力が発揮されて、登頂に成功できます。これは人生でも同じで、身体面が強い、精神面が強い、知識や技術があるなど、個人の能力値が高いことは確かに有利なことですが、それだけでは成功できません。

 

人生とは、人それぞれ異なった山を登るようなもので、誰もが初チャレンジの真っ最中です。先輩たちの経験談も確かに参考になりますが、それが自分の人生にあてはまるとは限りません。ある程度は個人の能力によって乗り越えられることもありますが、決して万能とは言えません。そんな時、進むべき方向や適切な進み方を示してくれる《道しるべ》があれば実に助かります。それに人生は「一寸先は闇」ですから、私達の行き先を照らしてくれる《明かり》があれば最高と言えます。

 

実は、私達にとって「仏教」とは、人生の《道しるべ》であり、一寸先の闇を照らす《明かり》なのです。自分が制覇すべき山を「自分のチカラ」で登るのは当然ですが、それだけでは、やはり限界があります。そこに仏教という《道しるべ》があれば、人生で直面する様々な問題を解決の方向へと導いてくれますし、《明かり》があれば、より確かに、より安全に前進することができ、個人の能力も十二分に発揮されます。「自分のチカラ」だけで何とかしようとせず、仏教という「道案内」と共に、人生という山を制覇しよう!

 

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