ほんもんぶつりゅうしゅう

2020-06-06 12:09

6月6日の隆宣寺日記

病気というのは、どうしても《苦しみ》が伴うものです。相手が目に見えない分、不安が大きくなり、心配せずにはいられません。そう思うと、目に見えない相手と戦い、身を守るというのは、とてもストレス(心への負荷)がかかります。ご承知の通り、新型コロナは人を選びません。ただただ人と人との巡り合わせ、ご縁によって感染したり、しなかったりするだけのことです。いわば、私達人間はウィルスを水際でとどめることはできても、ウィルスそのものをコントロールできない訳です。
 
だからこそ感染しない努力や対策は必要で、それで感染を防げることは確かなことです。しかし、それだけで一体どれだけの人が救われているでしょうか?もちろん「感染せずに済んでいる」という事実は《救われている》ということですが、皆さんの様子を見ていると、どこか【心】の不健康、苦しみを感じずにはいられません。いつまでも不安や心配、それこそ恐怖を拭い切ることができていない。どんなにマスクをしても、アルコール消毒をしても、ソーシャルディスタンスを取っても、どこか不安で仕方ない、胸がザワザワする、心のどこかに違和感を覚える…
 
青松葉を燻(いぶ)して、病気を追い出す《おまじない》があります。「こんなにも煙たいんだから、悪い病気も出て行っただろう。当分うちには近寄らないはずだ!」当時の人達が、どこまで信じていたのかわかりませんが、きっと、これで【心】が救われていた人は多かったように思います。もちろん、これで結果的に病気になってしまっては元も子もありません。やはり信じるのあれば、本当に正しいもの、効果のあるものでないと、それこそ「ただの気休め」でしかありません。
 
その点、南無妙法蓮華経の御題目は単なる《おまじない》でも《気休め》でもありません。事実として、実際に救われる、救ってもらえる教えです。ただ、こんな文章はどこの宗教団体でも言っていることで、ここで長々と書くには及びません。ご信心との出会いも、ご縁ですからね。もし、お会いする機会がありましたら、誠心誠意お伝えさせていただきます♪
 
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