隆宣寺

人間は誰しも「自分は普通だ」と思っていますが、諺に「無くて七癖」というように、多かれ少なかれ《癖》は有るものです。そして、その《癖》が人生を大きく左右していて、人生の良し悪しを決める要素になっています。もちろん、良い癖であれば人生を良い方向へと導き、悪い癖は人生を悪い方向へと導いていきます。

 

ただ、当の本人にとって、その癖は「ごく当たり前のこと」なので、あまり意識の及ばないところかもしれません。つまり、良い癖、良い習慣が身につけば、無意識のうちに良い人生を築き、反対に、悪い癖、悪い習慣が身につくと、無意識のうちに人生をダメにする。ここが癖、習慣の有難い所でもあり、恐ろしい所でもあります。

 

新型コロナの影響によって、これまでの癖や習慣が変わった方があると思います。「コロナのせいだから仕方ない」と言ってしまえば、それまでのこと。しかし、良い習慣がダメになってしまたり、悪い習慣がついてしまったりした結果は、必ず自分自身が受けなければならず、コロナだからと言って免除されることはありません。むしろ、コロナの中から良い癖、習慣が身についていくように心がけることが、今の私達に求められているのではないでしょうか。

新型コロナをキッカケに始まった「１００分祈願」ですが、頑張って１枚、２枚とクリアしている子供たちがいて頼もしい限り！ウチの息子は、その日の機嫌に大きく左右されてます（笑）そんな中、今日はとっても嬉しい報告をいただきました。「１００分祈願カードを家族に送ってみます！」と仰っていた方が「御住職！こんな動画が送られてきました♪」と声をかけてくださいました。すると、そこには小さな子供二人が大きな声で「南無妙法蓮華経」と唱えています。そして、御看経後には、嬉しそうにシールを貼っているではありませんか！思ってもみなかった報告だったので、嬉しさ倍増です！！このまま御看経の習慣が身につくことを心から願っております♪