隆宣寺

「サボる、おこたる、なまける」言葉は違いますが、同じような意味です。当然「サボらない、おこたらない、なまけない」ことが望ましい訳ですが、じゃあ一体何を基準にして「サボっている」「サボっていない」を判断するか。ここが、とても重要になってきます。

たとえば「一日最低３０分は歩きましょう」という判断基準があったとしても、風邪をひいていたり、ケガをしていたり、天候が悪かったりなどの理由があれば、３０分歩かなかったとしても、それは《おこたり》や《なまけ》ではありません。つまり「やればできるのに、やらない、あえてやろうとしない」のが《サボり》です。

じゃあ、毎日３０分歩いていれば、それで万事OKかというと、実はそうでもありません。【健康な人と病弱な人】【若い人とお年寄りの人】【現役世代の人と退職した人】などなど、それぞれに違った身の上であり、それぞれに身を置いている環境も違ってきます。更に「もっと痩せたい」「筋力アップしたい」「健康維持をしたい」といった目的も人それぞれ。

つまり、今の自分に見合った努力をしているか、どうかというのも、１つの判断基準となります。人が違えばアドバイスも違いますし、たとえ同じ人であっても状況や環境、目的が違ってくれば、自然とアドバイスも違ってきて、当然《おこたり》や《なまけ》の判断基準も違ってきます。常に結果を見ながら、相応しい努力ができているか、どうかを自問自答することが大切なのです。