ほんもんぶつりゅうしゅう

2021-06-23 13:30

6月23日の「毎日ぶっきょう」

僧侶になって16年、これまでに沢山の方々から色んな相談を受け、アドバイスをしてきました。その中で、その問題が解決する人・しない人があり、人生が変わる人・変わらない人があります。そのような結果になる要素はいくつかあると思いますが、やはり決定的な要素となっているのは、目の前の出来事を自分事にしているのか、それとも他人事にしてしまっているのかという点です。

 

自分事にしている方は、自分の至らない所に気づき、今後自分が改めていこうと努力されますが、他人事にしている方は、他人の至らない所を取り上げるばかりで、自分を改めようとはされません。家庭問題も組織内の揉め事も、それぞれが他人の欠点ばかりを口にしている間は改善の余地はなく、自分も揉め事の要因になっているなんて夢にも思わず、むしろ「私は被害者よ」と言わんばかりです。

 

しかし、その口から「私のこういう所がダメだったと思います」という反省の言葉が出始めたら、やっとスタートラインに立つ事ができ、問題解決に向かって少しずつ前に進んでいくこともできます。間違った方に向かっていた人生も良い方へと軌道修正ができ、私達の努力も報われるようになります。あらゆる問題は「自分」が起点であり、だからこそ「自分」から解決に向かってスタートできるのです。 

 

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