ほんもんぶつりゅうしゅう
2014年02月27日
御供水のご利益を目の当たりに
第4支庁・鎌倉 顕証寺 山本 博之さん
 
 私ども一家は、毎日朝夕のお看経を出来るだけ欠かさないようにさせていただいております。その時、御宝前に朝一番にお取りした「お初水(おはつみず)」をお供えさせていただき、御法様より御供水にしていただいております。
 
 数年前、ふと気付きますと右目の下に小さな疣(いぼ)が出来ておりました。しばらくしますと、その疣が米粒位の大きさになって参りました。「何とかしなければ」と考えておりましたところ、御法門で御供水による御利益の例を聴聞させていただいておりましたので、それならばと思い、御題目をお唱えしながらその疣に御供水を塗ってみました。毎朝の食事前に御題目の七字に合わせて七回つけておりました処、数ヶ月経てその疣が跡形も残らず消え失せました。大変嬉しく、又驚きました。
 
 その後、今度は喉の所に瘤(こぶ)の様なものが出来ました。徐々に大きくなり、大豆位の大きさになりましたので掛かり付けの医者に診ていただくと、「癒着していないので悪性ではありません。脂肪の塊でしょう。」との事。安心いたしました。併せて整形外科医での除去手術を奨められましたが「喉にメスは・・・」と躊躇いたしておりました。一方、瘤の方は少しずつ大きくなって参ります。空豆位の大きさになり外からも目立つようになって参ります。このままだとあの「瘤とり爺さんに・・・」そうだ、御供水さんだ!それから前回の疣の時と同じように続けて塗りました。中々小さくはなりませんが、大きくもなりません。
 
 ある時、何げなく親指と人差し指で瘤を揉んでおりますと、指先に胡麻粒位の鼠色の物が付着するようになり、それと同時に瘤が小さくなって参りました。今は摘まんで見て解る位になっております。重ね重ねの御利益、誠にありがたく随喜させていただきました。
 
 勿論、今も御供水を付けると共に口からもいただいております。今後、又、何時御供水さんに助けていただく事があるやもしれませんので、これからも御宝前の御給仕と朝夕のお看経を欠かさないよう、信心増進に精進させていただきたいと思っております。
 
【佛立開導日扇聖人 御教歌】
うそのやうに思はるるをば思はずに 信じる人ぞ利益(りやく)蒙(こうむ)る
 
平成22年1月発表