2019年08月18日 佛立アンバサダー ディリーパ良潤師 第20回 ありがとうございます。 三重県妙典寺でのご奉公について写真と文章を送っていただきましたので、ご紹介させていただきます。 各寺院の歴史や日々のご奉公について知ることが出来るのも、今期実施いただいている巡回ご奉公の素晴らしいところだと思います。 御導師の生前葬?にはビックリしましたが、深い意味と覚悟のあるご奉公と感じ、感動いたしました。 以下、よろしくお願い申し上げます。 「ありがとうございます。 妙典寺では7月21日に佛立アンバサダーのディリーパ良潤師をお迎えさせていただくことができました。 当山では伊賀地方最初弘通の功労者であられ、本山宥清寺学徒としてご奉公をいただいた灘清辰師の御命日(21日)に近い日曜日を原則として朝からお昼まで1万遍口唱会をさせていただいています。寺内では弘通デーと呼んでいます。 今月の弘通デーは、御命日当日になり、更に佛立アンバサダー スリランカ教区担当 ディリーパ良潤師をお迎えするということになり、海外から御講師に来ていただく機会はまたと無い事ですから、ディリーパ良潤師にとっても、妙典寺教講にとっても印象と思い出に残る内容にしたいと思い、奥山御導師、御講師、事務局、青年会と色々と知恵を出して企画を立てました。 [企画内容] ①本門佛立宗 本隆山 妙典寺 第21世住職 僧正 得舟院日典上人の仮生前葬を執行 ②良潤師にスリランカの様々なご奉公についてお話を聞かせていただく ③薫化会世代の親子参詣奨引のきっかけ作りとして「ちびっこの座」を奉修 と大きく3つの企画です。 朝参詣を短縮し、6時40分から1つ目の企画である奥山御導師の仮生前葬を執行させていただきました。 この企画は、奥山御導師がご自身のお棺を購入された時から、仮生前葬をやりたいと希望されていました。 仮生前葬の言上でも引用させていただきました、 高祖日蓮大士曰く、 「日蓮幼少の時より仏法を学び候しが、念願すらく、人の寿命は無常也。出づる気は入る気を待つ事なし。風の前の露尚ほ喩にあらず。かしこきも、はかなきも老いたるも、若きも、定め無き習ひ也。されば先づ臨終の事を習ふて後に多事を学ぶべし」(妙法尼御前御返事) のお言葉を少しでも実践させて頂くという事です。 時間は約30分ですので、言上も最小限ですが仮生前葬の中でこだわった事は、 ◎お焼香の代わりに、御題目をお認めさせていただいた紙を参詣者がお棺の中に入れる(納経) ◎納経の時にディリーパ良潤師と参詣者全員が握手をする の2点です。 ディリーパ良潤師も快く引き受けていただき、参詣者全員握手をして、納経をさせていただきました。 導師は、弟子である清温師が務めさせていただき、納経も最初にさせていただいたのですが、お棺でお休みになられている御導師のお顔を見ると、皆さんの唱題に合わせて御題目をお唱えしていらっしゃいました。お棺に入っている御導師の口が動いていると、なんかおかしくて笑いそうになってしまいました。参詣者も少し笑いを堪えていたように思います。 そして全員の納経を終え仮生前葬を閉じさせていただきました。 御導師がお棺に入られる時は、参詣者から見えないようにしてからお入りいただきましたが、仮生前葬が終わって娑婆世界に蘇っていただく時は、あえて隠さずに参詣者の見守る中でお棺から出ていただきました。皆さんその姿に大笑いしていました。 御導師は、感想を次のように述べられました。 「寂光の門前で、閻魔さんからお前はまだご奉公が足らないのでまだ早い。もう一度娑婆世界に戻ってもっともっとご奉公しなさいとお折伏をいただいたので戻って来ました。皆さんとまだまだご奉公をさせていただきます。」 死は悲しく辛いものですが、しかし、誰しも必ず死を迎えるのですから、元気なうちにどんなお葬式がしたいのかなどなど、自分の死について考えるきっかけになればありがたい事です。 ディリーパ良潤師も、生前葬というものはほとんど見たことが無く、大変勉強になったとお話くださいました。」
ありがとうございます。
三重県妙典寺でのご奉公について写真と文章を送っていただきましたので、ご紹介させていただきます。
各寺院の歴史や日々のご奉公について知ることが出来るのも、今期実施いただいている巡回ご奉公の素晴らしいところだと思います。
御導師の生前葬?にはビックリしましたが、深い意味と覚悟のあるご奉公と感じ、感動いたしました。
以下、よろしくお願い申し上げます。
「ありがとうございます。
妙典寺では7月21日に佛立アンバサダーのディリーパ良潤師をお迎えさせていただくことができました。
当山では伊賀地方最初弘通の功労者であられ、本山宥清寺学徒としてご奉公をいただいた灘清辰師の御命日(21日)に近い日曜日を原則として朝からお昼まで1万遍口唱会をさせていただいています。寺内では弘通デーと呼んでいます。
今月の弘通デーは、御命日当日になり、更に佛立アンバサダー スリランカ教区担当 ディリーパ良潤師をお迎えするということになり、海外から御講師に来ていただく機会はまたと無い事ですから、ディリーパ良潤師にとっても、妙典寺教講にとっても印象と思い出に残る内容にしたいと思い、奥山御導師、御講師、事務局、青年会と色々と知恵を出して企画を立てました。
[企画内容]
①本門佛立宗 本隆山 妙典寺 第21世住職
僧正 得舟院日典上人の仮生前葬を執行
②良潤師にスリランカの様々なご奉公についてお話を聞かせていただく
③薫化会世代の親子参詣奨引のきっかけ作りとして「ちびっこの座」を奉修
と大きく3つの企画です。
朝参詣を短縮し、6時40分から1つ目の企画である奥山御導師の仮生前葬を執行させていただきました。
この企画は、奥山御導師がご自身のお棺を購入された時から、仮生前葬をやりたいと希望されていました。
仮生前葬の言上でも引用させていただきました、
高祖日蓮大士曰く、
「日蓮幼少の時より仏法を学び候しが、念願すらく、人の寿命は無常也。出づる気は入る気を待つ事なし。風の前の露尚ほ喩にあらず。かしこきも、はかなきも老いたるも、若きも、定め無き習ひ也。されば先づ臨終の事を習ふて後に多事を学ぶべし」(妙法尼御前御返事)
のお言葉を少しでも実践させて頂くという事です。
時間は約30分ですので、言上も最小限ですが仮生前葬の中でこだわった事は、
◎お焼香の代わりに、御題目をお認めさせていただいた紙を参詣者がお棺の中に入れる(納経)
◎納経の時にディリーパ良潤師と参詣者全員が握手をする
の2点です。
ディリーパ良潤師も快く引き受けていただき、参詣者全員握手をして、納経をさせていただきました。
導師は、弟子である清温師が務めさせていただき、納経も最初にさせていただいたのですが、お棺でお休みになられている御導師のお顔を見ると、皆さんの唱題に合わせて御題目をお唱えしていらっしゃいました。お棺に入っている御導師の口が動いていると、なんかおかしくて笑いそうになってしまいました。参詣者も少し笑いを堪えていたように思います。
そして全員の納経を終え仮生前葬を閉じさせていただきました。
御導師がお棺に入られる時は、参詣者から見えないようにしてからお入りいただきましたが、仮生前葬が終わって娑婆世界に蘇っていただく時は、あえて隠さずに参詣者の見守る中でお棺から出ていただきました。皆さんその姿に大笑いしていました。
御導師は、感想を次のように述べられました。
「寂光の門前で、閻魔さんからお前はまだご奉公が足らないのでまだ早い。もう一度娑婆世界に戻ってもっともっとご奉公しなさいとお折伏をいただいたので戻って来ました。皆さんとまだまだご奉公をさせていただきます。」
死は悲しく辛いものですが、しかし、誰しも必ず死を迎えるのですから、元気なうちにどんなお葬式がしたいのかなどなど、自分の死について考えるきっかけになればありがたい事です。
ディリーパ良潤師も、生前葬というものはほとんど見たことが無く、大変勉強になったとお話くださいました。」