2015年02月24日
嫁が初めて出てくれた御講席
第4支庁・鎌倉 顕証寺 武田晴代さん
次男の嫁の直子のことをお話させていただきます。昨年の11月、婦人会お講の前日でした。つくば市に住む次男から、「あしたそっちに用が出来たから、今から2人で行く。」と夜に電話がありました。私は「あした朝からお寺で留守になる」ことを伝えておきました。嫁も一緒に来るということは、一緒に出かけるのだと思っておりました。
夜遅くに2人で来ると、直子が「お母さん、明日一緒にお寺に行ってもいいですか?」と云います。びっくりして、「えっ?でも、明日はお講だし、すぐに帰れないよ!」と言うと、「はい、かまいません。」ということでした。いきなりお講で大丈夫かな?と思いましたが、何事も経験、良い機会だと思い、連れていくことにしました。
お寺には、すでに多勢の方が来られていて、ちょっとびっくりした様子でしたが、椅子を運んで並べたり、手伝ってくれました。お寺に来るのは、まだ2回目です。前回は本堂で、少しお看経をしただけで、お数珠を持つのも2回目です。ぎこちないながらも手を合わせ、お看経が始まると、教えもしてないのに膝をたたき始めました。折本を開いてひざに乗せてあげると、懸命に目で追っていました。途中、少しいねむりをしてた様ですが、御法門もしっかり聴聞していた様です。お講が終わると、椅子の片付けもやってくれました。
御供養をいただき、ご住職にご挨拶をして帰りましたが、感想を聞くと「はい、良い話を聞けました。」と、わかった様な事を言うので、おかしかったですが、何とも心が温かくなり、とてもうれしい一日となりました。
次男は常に直子に、小さい頃から京都の実家に帰ると、お寺に行くのが当り前だったと、エラそうに話しているそうです。その直子は、昨年12月に、長年実家で一緒に暮らしたおばあちゃまを亡くしました。身近な人を亡くしたのは初めてということもあり、「この子、大丈夫かしら?」と思う程、憔悴しておりました。私が、「お寺で毎月命日にお塔婆をあげて、ご住職に御回向をしていただくからね。」と申しますと、「お母さん、ありがとう」と言ってくれました。これをきっかけに、御回向する心が芽生え、ご信心につながってくれればと願っている次第です。ありがとうございます。
平成25年1月発表