ほんもんぶつりゅうしゅう
2019年06月01日
御尊像をお迎えし更に決定を 朝参詣と財のご奉公がご利益感得の元 第4支庁 神奈川布教区 顕証寺 水沼秀樹
ありがとうございます。
本日は無事、護持御本尊、御尊像を奉安いただいた慶びと、転勤におけるお計らいを感得できました慶びをお伝え申し上げたいと思います。
戸塚の社宅に転居してきてから8年が経ち、妻、子供の生活基盤も戸塚に確立したことから、戸塚周辺に住まいを構えたいと考えるようになりました。
マンションや戸建て物件の情報を集めていたころ、たまたま社宅から徒歩7~8分のところにマンションが建つとの広告が眼にとまり、戸塚駅にも近くなることから、これからさらに条件の折り合う物件は無いだろうと思い、思い切って購入することに致しました。
かねてから、家を購入したときに御戒壇を新調しようと決めており、その時には、護持御本尊を奉安いただけたらありがたいなと思っておりました。そして家族、とりわけ子供たちの信心増進、まっすぐな成長の為には御尊像をお迎えできたらと考えておりました。
それは私が18歳まで、とりあえず脱線せずに来れたことは、祖母の家の御宝前の御尊像から常にみられている意識があり、悪いことをすると、こころなしか御尊像の御眼が怒っているように見えましたし、良いことをしたときにはなんとなく微笑んでいるように見えたからです。
まだご信心に関心の薄い子供達もいつかは「みてござる」という実感を持つことを期待して、ぜひともお迎えさせていただきたい、ご信心のきっかけになってほしいと考えたからでございます。
この度、御住職のお計らいをいただいて、無事7月1日に奉安いただく事ができました。お迎えの当日、本堂の御宝前にこれから我が家におでましいただく御尊像が御まつりされており、石川愛子さんからも「今日は御総講で、たくさんみなさんのお看経があがりましたよ。よかったね」と言われ胸が熱くなりました。
日頃、単身赴任にて充分お給仕できないことが心苦しいですが、単身先の宇都宮にて御弘通御本尊にしっかりお給仕申し上げ、懺悔させていただきたいと思っております。
次に転勤におけるご利益についてご披露申し上げます。私の勤務する会社は、国内は北海道から沖縄まで全国に百支社がございます。直前の首都圈勤務が長かったので、今度は地方と覚悟しておりましたが、どこに赴任するかは全く判らず、特別な事情がない限り、勤務地優先はありません。
そのような中で、私の故郷である宇都宮に勤務することになったのは、100分の1の奇跡的確率であり、しかも一番いいタイミングでの赴任となりました。
昨年、出生より18歳まで一緒に暮らしてきた宇都宮在住の2歳年上の従兄が、母親の介護と自身の病気治療により、丸30年勤務した職場を退職しました。それまで従兄は、ご信心は熱心ではなく、お寺にもほとんどお参りしておりませんでした。このままでは祖母からの法灯相続も途絶えると思い、顕証寺で正法帰入のご祈願をさせていただいておりました。
伯父の葬儀以来、少しずつご信心に向かうようになってまいりましたが、そのような中、私が36年ぶりに宇都宮に戻ることとなり、一緒に常照寺にお参りするようになりました。ありがたいことに、常照寺は私の単身住まいから、車で10分ほどのところにあり、日曜日は、ほぼ一緒に朝参詣させていただきました。
従兄も自身の病気が奇跡的に回復したことから、祖母の功徳のおかげ、御法様のお計らいのおかげと感得し、一気にご信心に目覚め、毎日お参詣させていただくようになりました。
今では、常照寺の壮年会の会員となり、御会式のご奉公、寒修行参詣、夏期参詣も皆参させていただくまでとなり、4月23日には布教区の開導聖人ご生誕200年慶讃本山参詣があり、初めて本山にお参りさせていただくことができました。
今、従兄は顕証寺にもお参りしたいと申しております。また10月8日に本山にお参りに行く話をしたところ「秀樹が行くなら俺も、もう1度行きたい」と申し出があり、御住職に相談させていただいたところ「顕証寺のご信者さんの枠としてお参りなさって結構です」と快く御承諾くださり、一緒にお参りさせていただくこととなりました。
振り返ってみると、このタイミングで宇都宮勤務になることは、何か大きな目に見えない力が働いているとしか、考えられません。心の底からありがたいと思いました。
来年度は異動の時期となりますが、どのような勤務地になろうとも、そこに意味を見出しご奉公させていただきたいと思います。
最後に、このようなご利益を感得できましたことは、私が顕証寺の信徒とならせていただいて以来、決定して取り組んできたことのご褒美だったのかな、と思っております。
1つは朝参詣、もう1つは財のご奉公でございます。朝参詣についてはお寺にお参りさせていただくからには、できれば朝に、そして極力、朝一番で、と思い実践して参りました。
財のご奉公については、身体を使ったご奉公の時間が取れないため、せめて財のご奉公はしっかりさせていただこうと考え、給与が振り込まれた時には、先ず御初をいただき遅滞なく、また人様に預ける事なく、自らお寺にお参りして1ヵ月の勤務成就の御礼を申し上げ、大矢さんにお渡しさせていただくようにしてまいりました。たったこれだけのことではありますが、御法様に認めていただけたのだと随喜しております。
これからもいろいろなことがあるかと思いますが、更に決定して乗り越えていきたいと思います。
ありがとうございました。