ほんもんぶつりゅうしゅう
2013年11月14日
スリランカ開教15周年記念法要営まれる
Youtube映像はこちら >>
http://www.youtube.com/watch?v=M8stVQ4f58Y


昨年十一月六日から十三日の八日間、宗務総長木村日覚師を団長としてスリランカ開教十五周年記念の団参が組まれ、スリランカの三ヵ所の親会場にて記念法要が奉修された。

十五年前、福岡日雙師によってスリランカのご弘通が始まり、今般初めて宗務総長をお招きして記念法要が奉修され、日本からは六十五名の団参者が参詣された。

六日、成田から三十三名、中部から十四名、関空から十八名のご信者が、シンガポール・チャンギ国際空港で集合。一路スリランカへ。

七日深夜にスリランカ・コロンボに到着した一行は八日、ゴールHBSセンターにてお助行。お看経後には、ディリーパ良潤師から現地のご信者が紹介され、スリランカと日本のご信者がご供養をいただきながら交流。和やかな雰囲気に包まれた。

翌九日は、シャンタグループとウィジェセケラグループの二カ所の親会場にて、それぞれ開教十五周年記念御講を奉修。どちらの御講も大変多くのご信者が参詣され、上行所伝の御題目を唱える姿に感動した。

そして十日、妙深寺コロンボ別院にて『スリランカ本門佛立宗開教十五周年記念法要』が奉修された。バスを降りた表通りから別院まで、木村総長を先頭に行道が組まれ、シンハラの伝統舞踊が先導し太鼓と鐘の細かいリズムの中、コロンボ別院に昇堂した。

インドからのご信者も含め、別院は四百名を越える参詣者で埋め尽くされた。「釈尊が上行菩薩・日蓮大士へ御題目を託され…」とのスピーチで記念法要が始まり、日本でも珍しい「プロジェクションマッピング」の技法で御宝前に鮮やかな映像が映し出された。

プロジェクターにて荘厳された御宝前には、様様な映像で開教十五周年のテーマ「未来への法灯相続」が顕され、日本のご信者も心を奪われた。奉修導師は全て英語で言上、口唱の声が別院に響き渡った。

お看経後、十五年間の映像がスクリーンに映し出された。続いてスリランカ教区長・福岡日雙師、妙深寺住職・長松清潤師より挨拶と団参者の紹介がなされ、木村総長と、団参を代表して伊賀妙典寺・奥山日典師よりご有志が手渡された。

木村総長は「今後も福岡御導師を中心に、ご弘通ご奉公に励んでいただきたい」と挨拶をされ、引き続いて「現証の利益で信を起させて 未来を救ふ祖師の御本意」の御教歌で御法門が説かれた。

自分が御利益をいただいたのなら、喜びを人に伝えご信心を勧めることが大事である。ご利益をいただき、そこから人に伝えるという新たなスタートができれば、その人は三宝の中の僧宝に含まれる尊い宝であると説かれ、ご利益をいただいたあと退転してしまった人の体験談を例にあげて、分りやすくお話しくださった。

御法門に引き続き「質問コーナー」を映し出し本門佛立宗の基本的なことが説明された。最後に学徒アベイ師よりお礼の挨拶があり、スリランカ開教十五周年記念法要が終了した。

その夜、記念法要のご奉公者と団参者、約一五〇名の交流会が催され、テーブルにスリランカと日本のご信者が半々に座り、言葉の壁を越えて交流。大変有意義な時間となった。

そしてスリランカ信徒との別れを惜しみながら空港へ直行。経由したシンガポールでは、現地ご信者と懇親会を開催した。

今回「一天四海皆帰妙法」「仏法西漸」という祖願の現場を目の当たりにした参加者一同は、大変感動して帰国の途に就いた。