ほんもんぶつりゅうしゅう
2025年01月06日
当局と議会が初顔合わせ 第238回臨時宗会が開かれる
昨年10月13日付けで発足した新井新内局と、同じく9月に改選された第32期の宗会議員が初めて顔を合わせる第238回臨時宗会が、昨年11月27~28日、佛立会館3階宗会議場で開かれ、まず円滑な宗会運営を図るための勉強会が行われた後、正副議長、各種委員会の委員選出などの議会の構成を行い、御講有の御諭告と新議長・内田日孝師の議長宣誓、前第31期総局員・宗務員・宗会議員への随喜状贈呈があり、1日目を終了。  
2日目は、亀井宗務総長の挨拶の後、本会議に入り、監事の選定、審判調停審議会議長の推薦、本山評議員選出のほか、2件の補正予算案、特一級拝受者議決の件の審議が行われ、いずれも承認。午後からは、高祖日蓮大士750回御遠諱ご奉公について弘通懇談会が行われた後、宗会を閉会した。
宗会開会に先立ち、本山では第89回百万霊会追善法要と宗会開会のお看経が営まれ、第32期の新宗会議員ならびに佛立研究所所長・局日遙師への任命辞令下付、本堂正面での記念撮影が行われた後、佛立会館3階宗会議場に移動。
今臨時宗会は、御講有日覚上人をはじめ参議、総局員、宗務役員、諸機関役員等の新当局側と新宗会議員が一堂に会する、いわゆる「当局・議会の初顔合わせ」ということで、まず点呼を兼ねての議員紹介、当局側諸役員の紹介があった。
この後、新宗会議員の初宗会に当たって宗会運営勉強会が行われたのち議会の構成に入り、まず正副議長の選出が行われ、慣例による推薦と挙手により、
議 長 内田 日孝師(関越布教区長)
副議長 水島  悟氏(5支・乗泉寺)
に決定した。
早速、御講有より正副議長の辞令下付があり、両師氏が就任の挨拶をした後、内田議長が議長席に着き、第238回臨時宗会の開会が宣言された。
この後、引き続いてその他の議会構成が行われ、
①教講議員会長の選出
教師会長 山嵜泉立師(甲信布教区長)
信徒会長 森  清氏(2支・信光寺)
②議事録署名委員の選出
教 師  増永清光師(宥清寺布教区長)
信 徒  團上和孝氏(11支・廣宣寺)
両師氏は正副議長と共に議事録署名委員を構成
③常任委員会委員の選出
④同委員会の委員長選出
⑤宗会参事会委員の選出
      (以上略)
⑥宗会運営委員会委員長の選出
 委員長に松本日就師(南海布教区長)を選出して、今期宗会の議会の構成を無事に終えた。
講有上人の御諭告
講有上人の御諭告では「各位には先達の育んだ良き伝統と慣習を守りつつ、改良すべきことは我執を捨てて断固改良し、本宗発展のため、宗会上程議案の慎重審議はもとより、各支庁・布教区管内においても異体同心でご奉公に尽力されんことを期待します。
宗門はいよいよ『高祖日蓮大士750回御遠諱に向けてのご奉公』を本格的にスタートさせます。
今こそ宗内教講が大改良をし、高祖日蓮大士750回御遠諱に向けて、高祖の御弟子旦那としてその本分を全うすべく、異体同心で現証弘通に精進すべき」と諭された。
内田日孝新議長の宣誓
この御諭告をいただいて新議長の内田日孝師が前に進み「今期は『高祖日蓮大士750回御遠諱に向けてのご奉公』の本格的スタートをする期として、信心大改良して異体同心にて精進すべき時と心得ております。
私共は講有上人のみ意はもとより、亀井新内局の方針をよく理解し、教講一丸となって今後のご奉公に決定精進し、併せて今宗会にて改めて宗会運営の基本を学びなおし、宗制に則った宗会議員としての職責を全うしますことをお誓い申しあげます」と力強く宣誓した。
このあと第30期総局員・宗務員・宗会議員への随喜状の贈呈が行われ、1日目を終了した。
亀井宗務総長の挨拶
2日目は議事再開宣言の後、亀井日魁宗務総長が「いついかなる時にも『祖師にかえれ』の精神を忘れず、末法の導師たる上行再誕高祖日蓮大士のまことのお弟子信者として恥じることのない信心口唱・現証弘通に励み、ご利益を以て世の人を救う、謂わば『佛立宗のありたい姿』の追求が、延いては『すごいぞ 佛立』と言われるようになることでしょう。
今期役員一同、微力ながら精一杯の努力を重ね、御宝前のご加護をいただき宗内各寺院教講のお役に立てるよう、不断の精進をいたします」と挨拶された。