ほんもんぶつりゅうしゅう
2014年08月01日
阪神布教区 第24回「福祉大会」
阪神布教区「福祉の輪をひろげる会」では、去る5月25日、西宮市勤労福祉会館に於いて、第24回「福祉大会」を開催した。
 始めに玄題三唱。委員長の山内良鷲布教区長より、私たちの進める活動の意義、目的についてご挨拶いただいた後、会長伊藤日学上人より「慈悲」の教えについて講話を頂戴した。私たちの進める福祉活動は「慈悲」の実践、人様のお役に立つ折伏行であり、信心改良・喜びをもって活動、ご奉公させていただかねばならないのだと激励、ご教導賜った。
 プログラム「第二部」は講演会。テーマは『上手に年を重ねる方法』で精神保健福祉士・藤田修美先生をお迎えしての講演。高齢期は筋力や食欲の低下、引きこもり等々さまざまな要因が影響することで、心身の機能の低下につながることがあり、生き甲斐や目標を持ち、日頃から積極的に活発な生活を送ることが自立して過せる方法だという内容だった。

1)規則正しい生活リズムをつくる。(起床や就寝時間を一定にする。バランスの良い食事を取る)2)からだを動かす時間をつくる。(自分でできる身の回りのことを積極的にする)
3)こまめに外に出る機会をつくる。(散歩を兼ねて買物や用足しの機会をみつけ出かけるようにする)
4)ボランティアなどの自分の役割をもつ。(ボランティア活動に参加し地域に貢献できる自分の役割をもつ)
5)地域のサービスを利用する。(様々な支援がある市区町村の介護施設を活用する)

 藤田先生の意義ある講義とユーモアを交えての語り方に会場のみなさんはだんだん話に引きこまれていき、とても意味ある一日となった。

 本格的な人口減少の時代を迎え、社会全体の活力が失われるのではと懸念される昨今、私たちは社会の変化、自身の変化に対応しつ、これからの時代はまさに高齢者が主役であると自負する必要がある。自らが先頭に立ち、若い世代を巻き込んで笑顔あふれる理想の社会づくりを目指し、大いに活躍しなければならない。

(事務局・藤木五郎記)