ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年04月12日
第233回定例宗会開かれる
第233回定例宗会が、3月8日から10日までの3日間の会期で開催され、主に令和5年度の宗務本庁一般会計予算、高祖日蓮大士ご降誕800年慶讃法要奉修本部や佛立教育専門学校、佛立研究所を始めとする宗門諸機関の特別会計の予算案等を審議・議決した。また2日目の冒頭には、台湾協会より宗門に対する感謝状贈呈の挨拶をいただき、最終日の宗会懇談会では「本山隣接地に関する件について」とのテーマで、活発な意見交換が行われた。
宗会に先立ち本山・宥清寺では、第86回百万霊会追善法要が供養塔前で奉修された後、本堂で宗会開会のお看経に併せて東日本大震災13回忌法要が営まれ、宗会議員並びに関係者一同が、お焼香を捧げた。
その後、本庁に移動。昼食休憩、議員点呼、開会宣言の後、講有上人が御諭告を発せられ「高祖ご降誕800年結実の年にふさわしい弘通成果を挙げ、本年奉修される本山大法要に華を添えるお参詣が出来ることを念願します。
私ども宗門人は、高祖の御弟子旦那として、ますますその真髄を発揮し、お祖師さまが継承された不軽流の菩薩行に精進すべきことを再認識し、現証弘通を貫き、お祖師さまによりお悦びいただけるよう、各位の一層の信心増進と菩薩行の精進を望みます」と述べられた。
これに応えて、宗会議長の吉田日景師が「各議案を慎重審議し、講有上人の御意を安んずることが出来ますよう、異体同心で職責を全うすることをお誓い申しあげます」と宣誓した。
続いて新井日現宗務総長が令和5年度の宗務方針を発表した後、各局長から執務方針が発表され、3日間の議事日程に入った。

各種議案を慎重審議

通常、定例宗会は予算宗会とも呼ばれ、本宗会でも1日目、2日目と宗務本庁や高祖日蓮大士ご降誕800年慶讃法要奉修本部、佛立教育専門学校等の宗門諸機関の令和5年度各種予算案等が慎重審議され、いずれも可決承認された。

台湾協会より感謝状贈呈の挨拶いただく

宗会2日目冒頭には、日本と台湾の親善交流を図る団体「一般財団法人台湾協会」理事長の清水一也氏と専務理事の八田修一氏が出席された。
本門佛立宗は50年以上にわたって「台湾日本人物故者慰霊祭」を勤め毎年、各宗務支庁が当番にあたり台湾に参詣ご奉公をしてきた。これに対し台湾協会では、4月30日に開催される「交礼台湾の会」に本門佛立宗を招待し、慰霊祭に対する感謝状を贈呈する予定となった。
今回はそれに先立ち、理事長から講有上人をはじめ、本門佛立宗に感謝の意が述べられた。またこれに応じて新井宗務総長から謝辞が述べられた。「交礼台湾の会」には御講有の代理として長松海外部長が出席の予定。
台湾協会専務理事の八田氏は、日本統治時代の台湾に東洋一のダムを建設して「台湾で最も尊敬される日本人」として知られる技師・八田與一氏の子孫で、本門佛立宗の信徒である。

宗会懇談会を開催

最終3日目は、第7支庁長・小原信盛師より、11日が東日本大震災の13回忌を迎えるに当たり、12日に東北南部・北部各布教区で法要を営むこと。宗門からのワンコイン運動への感謝の言葉が述べられた。
その後、各常任委員会からの報告の後、「本山隣接地に関する件について」をテーマに宗会懇談会が開催され、活発な意見が交わされた。