ほんもんぶつりゅうしゅう
2022年12月06日
佛立第9世講有日聲上人報恩会・僧正日崇上人13回忌を厳修
 9月4日、東京・光隆寺(住職・亀井日魁師)の立川別院において佛立第9世講有日聲上人の報恩会が、光隆寺門末隆聲会の願主にて厳修された。またそれに併修し光隆寺先董・僧正日崇上人の13回忌を奉修させていただいた。
 奉修御導師には、寺付法類である、遠妙寺・木村日覚師に御唱導を賜った。
 出座の御導師・御講師は18師。また光隆寺門末11ヵ寺からご信者が21名、奉修御導師の随伴参詣を合わせて24名の他寺院信徒のお参詣をいただいた。寺内からも多数の参詣があったが、他寺院からの教講の参詣は、コロナ禍以前の令和元年以来、3年ぶりの盛大な奉修となった。
 当日は晴天に恵まれ、前日から集まった本末教講は、内陣お給仕や毎年恒例の日聲上人御墓所の大掃除を無事に終えることができた。特に、例年は夜間の風を危惧して墓前のテント設営は当日だったが、今年は天候に恵まれて前日に無事すませられたことに一同、随喜させていただいた。
 また法要中、かねて懸案だった報恩お供え教化の、最後の1戸の入信書を奉修御導師に言上していただき、目標を成就させていただいたのは、何にもまして寺内信徒一同の喜びとする所であった。
 日崇上人13回忌の御焼香はお教務と遺弟、御後室の中野愛子さま・遺族・当山局長らが祭壇にて、他のお参詣者は第2部の御墓前式にてさせていただいた。
 御法門で「成丈けの分相応の御奉公 かげひなたなく骨をしみなし」の御教歌を讃題に戴かれた木村御導師は、お互いの精一杯のご奉公の大事を丁寧に解説してくださった後に「これは、中野日崇上人が教務局長時代に拝まれた御法門です」と前置きをされて、この精一杯のご奉公をさせていただける根拠は、御教歌お書き添えの「上行所伝の御題目の行者は臨終のことを案じるには及ばない」という御指南のお陰で、現在が少々苦しくとも未来には必ず寂光参拝の保証がいただける、だからこそ精一杯のご奉公がさせていただける。こんなに有難いことはないのだから、自分の力の及ぶ限りご奉公に励みましょうということです、とお教えくださった。
 13回忌という節目に、コロナ禍という制限のある中でも精一杯の盛大な法要を営ませていただいた寺内・門末教講一同は9世上人、並びに先董御墓前にてよりいっそうのご弘通ご奉公を誓わせていただいた。