2025年08月01日
秋田別院 隣地購入のお計らい 一昨年の豪雨水害支援に改めて感謝
一昨年・令和5年7月15日、16日と秋田県中心部を襲った未曾有の豪雨の為、応護寺秋田別院は床上浸水20センチの被害を受け、数日後の秋田市の判定では中規模半壊でした。ご信者宅では、床上浸水1軒、床下浸水3軒の被害でした。
7月16日は、応護寺の支庁巡教開導会で、青森青松寺の小原信盛支庁長が厳修され、私も前日ご奉公させていただきましたので、弘通車の浸水は免れ、別院の浸水後は車で復興ご奉公できた事は、支庁巡教を受けさせていただいた功徳と随喜させていただきました。
16日夕方、ご奉公を終え秋田別院に帰山しましたが、秋田市内の随所に車が浸水の為、水がひけても放置され、水害の被害の大きさを感じた次第です。後日、発表された報告では、豪雨の為、浸水した車輛5千台ということでお計らいをいただきました。
7月19日、横浜妙深寺・長松日桜御住職を先頭に教講7名、更には7月24日に第7宗務支庁並びに東北南北両布教区、神奈川布教区、応護寺教講、27名の応援でご奉公をいただき、深く御礼申しあげます。
また、8月4日に本庁総務局庶務部長の田中恒立師が遠方よりお出ましいただき被害状況を把握され、宗内にご披露くださり感謝申しあげます。
更に全国の教講からも、多額の義援金を頂戴し、所属の信徒も随喜しております。ありがとうございました。
浸水から約3ヵ月間、業者の工事があり、令和5年10月20日、工事は無事に終了致しました。当初より費用がかさみましたが、全国寺院、教講からの義援金を活用させていただき、更に損害保険会社からの災害支払金が下り、業者への支払いも滞りなく完了できた事は、御宝前のご守護であります。
小別院と言えども弘通の道場ですので、お参詣口唱行の場の提供が大事なご奉公ですから、1日でも早く実現できた事は、応援ご奉公の賜です。
この豪雨の為、秋田市内だけで床上浸水約4千軒、床下浸水約5千軒の甚大な被害を受けました。秋田別院が所在するJR秋田駅近くの被害が大変大きく、都市型災害ということで復興に手間取りました。
隣家は別院より低地の為、床上浸水40センチの判定で、同じく中規模半壊でした。解体に際しましては、昔とは違い分別等がある為、費用がかかるとの事で、長年の付き合いのある隣家との事で、相談を受けました。
秋田市内の解体業者2社の見積りは高く、別の解体業者を探していたところ、偶然、秋田県能代市の能持寺信徒である三屋氏が、秋田市内の解体業者の現場責任者であることを思い出し、別院に参詣を勧め打診したところ、他の2軒の業者より割安で引き受けていただき、無事解体しました。
解体後、不動産業者2社に売却を依頼しましたが、奥地であり市道に面していない為、不動産物件として取り扱いできないとの事で、できるなら長年お付き合いのある秋田別院に購入していただきたいとの申し出があり、早速、応護寺責任役員会議を招集し、購入を決定しました。坪数は55坪です。
購入に関しては宗教法人ですので、秋田県庁県民生活課に問い合わせしたところ、宗教法人・秋田別院の境内地とし、駐車場としての宗教施設としてなら、認可するとの返答です。
2度にわたり、駐車場としての工事に取りかかり、昨令和6年10月15日、県庁よりの許可をいただきました。
参考の為、県庁からの証明書は次の通りでした。
『証明書
令和6年9月30日付けで証明願いのありました物件については、宗教法人法第3条に規定する境内地であり、登録免許法別表3、12項第3欄第1号に規定する不動産に該当するものであることを証明します。
令和6年10月15日 秋田県知事  佐竹敬久』
この県庁からの証明書を基に、県納税事務所、更に本年5月20日、秋田市役所に「証明書」を送り届け、6月2日に受理し、承認したとの報告を受けました。
隣地購入手続きは煩雑な面が多く、宗務本庁総務局の方々にご指導いただき、成就したものです。この紙面をお借りして御礼申しあげます。
なお境内地を購入してから開門参詣者が1名増加、他寺院参詣者も2名増加致しました。御宝前からのお計らいと喜んでおります。
秋田別院は昭和44年設立、当時は本堂と200坪の境内地から出発しました。平成23年に隣地55坪を購入、更に今回、水害が縁で55坪を購入し、現在の境内地の面積は310坪となります。
土地購入に関しては、秋田別院側より求めると言うのではなく、隣地である持主からの申し出により購入できたものです。
隣地購入のお計らいも、ご弘通ご奉公を曲がりなりにもさせていただいた功徳であると感謝致しております。
新聞等で報道の通り、秋田県は「少子高齢化」の進んでいる県と位置づけられ、暗い面もあります。この面を打開していかなくてはなりません。その為にも前向きの信心が必要です。「災い転じて福となす」との世間の諺がありますが、水害を転機としてご奉公させていただくことが佛立宗のご信心であると確信します。
最後になりますが、遠方である第9支庁・四国布教区より、地方であり置かれた境遇が似ているとの御縁で、多額のご有志をいただいた事は、特に印象に残り、ご奉公の糧となっております。
宗門では、明令和8年度から高祖日蓮大士750回御遠諱報恩ご奉公が開始されます。ご奉公に前向きに取り組み、宗門発展の一助となることが応援をいただいた宗内寺院、教講に対しての恩返しであると肝に銘じて、秋田別院教講一同、ご奉公に精進させていただく覚悟であります。(秋田別院担当・藤岡応川記)
藤岡日惣師
藤岡日惣師