ほんもんぶつりゅうしゅう
2025年03月01日
第5支庁 4布教区合同 日教上人御墓前式と弘通促進大会 清雄寺とすみだリバーサイドホールで開催
去る1月13日、本所清雄寺(住職・小山日秀師)において第5宗務支庁「佛立第4世講有日教上人御墓前式」あわせて「弘通促進大会」が開催されました。
 御墓前式は午前11時より清雄寺本堂において、小山日秀ご住職ご唱導のもとに厳修。例年同様に第5支庁長・柏日胤師が令和6年度の弘通奉告を、次いで4師の布教区長が本年度の弘通誓願を言上すると、管内33ヵ寺の局長が各寺院の弘通誓願書を奉呈しました。
 奉修御導師の御法門は御教歌「あひがたきみのりにあひしよろこびをわするゝまなくくらすうれしさ」を讃題に、五欲煩悩の盛んなお互い凡夫が、お出値いし難い上行所伝の御題目のご信心をさせていただけることの尊さ・有難さから、一層ご信心に励むべきことをお教えいただきました。
 清雄寺からすみだリバーサイドホールに会場を移す際には参加者が各々、日教上人の御墓前にご挨拶をさせていただき、12時50分から「弘通促進大会」の開始。
 支庁長が開会の言葉を述べた後、新宗務総長・亀井日魁師よりご講演をいただきました。その中で、本年は高祖750回御遠諱の「第1年度」ではないことを強調して述べられました。講有上人の御諭告にある「750回御遠諱に向けてのご奉公を本格的にスタートさせる」ということの意味は、令和8年からの5ヵ年計画を立てる年という位置づけにせよということ、と述べ、最初年度は「短所の自覚」。翌年は「改良断行」とせよ、という15世日晨上人のお言葉を引かれました。
 またスローガン「祖師にかえれ」については、社会や時代の、近年における多様な変化が宗門にも大きく影響を与え、困難な時代が到来している現代は、まさに高祖のご時代と重なる、として末法でのご弘通を自覚する意図で決まったということを、丁寧に語っていただきました。
 観心本尊抄のご説明から、現代のご弘通での苦労、「こんなに話しても、どうしてご信心してくれないんだろう」という疑問、すんなりご奉公ができないことは、お祖師さまからすれば「当然のこと」、まさに道理の通らない時代だからこそ、現証のご利益を見せていただく。それが毎日のようにどこかのお寺で聞かれる『すごいぞ佛立!』となるのだ、と講演を結ばれました。
 続いて的場亨氏(乗泉寺)より「家内の入院で信心改良」、石津千佐希氏(開運寺)より「2つの家族の法灯相続」との信行体験談を発表いただきました。(佛立新聞4月号に掲載予定)
最後に豊田榮次宗務副総長より乾杯の発声をいただき、髙野清純支庁次長の閉会の辞をもって、弘通促進大会が無事に終了しました。