ほんもんぶつりゅうしゅう
2025年06月02日
本山門祖会を盛大に奉修 佛立ミュージアムではトークイベントも開催
去る4月20日、本山宥清寺の門祖会が第1座に権大僧正・福岡日雙上人、第2座に講有・木村日覚上人、第3座に講尊髙須日良上人を、それぞれ奉修導師にお迎えし、盛大に奉修された。 
週間天気予報では雨模様の予報であったが、当日は曇り空ながら雨は一滴も降らず、かえって前日の30度寸前の暑さも和らぎ、爽やかな天候のお計らいをいただく中、本山信徒を始め当番参詣の第1・6・11支庁、そして他の支庁から1,300名を超える参詣者で賑わった。
 参詣の内訳は、
本山信徒   806名
当番支庁   411名
他の支庁   30名
出座教務   108師
総  計  1,355名
であった。
 第2座での宗門式典
 第2座(奉修導師・講有上人)の御法門前には以下の宗門式典が執り行われた。
◆褒賞「賞典」授与
 令和6年度に教化10戸以上を成就
④法深寺  有光智幸氏 (10戸成就)
④法深寺  有光裕美氏 (11戸成就)
⑤立正寺 川鍋久美子氏 (10戸成就)
ブラジル教区 隆昌寺 田呂丸オメロ陽一氏 (10戸成就)
(代理拝受・西村清良師)
◆特一級授級褒賞授与式
③豊晨寺 故 地(ち)宗(そう)一郎(代理拝受・地宗珠世氏)
宥清寺布講有巡教
今回の門祖会第2座は宥清寺布教区・講有巡教の座でもあり、宗門式典に引き続き寺内式典が執り行われ、講有上人より弘通興隆費を下付いただいた後、本庁随伴・岡居日実弘通局長より激励挨拶をいただいた。
ミュージアムでイベントも開催
また当日は、坂本家十代目・坂本匡(まさ)弘(ひろ)氏のスペシャルトークイベントが京都佛立ミュージアムで開催され、2017年1月に新たに発見された龍馬直筆の「新国家」という言葉が記された書簡に関する貴重なお話を中心に、坂本家に伝わる秘話なども伺うことができ、特別な講演会となった。
坂本氏は最後に「皆さんもご先祖を大事にしてください」と自身のルーツに想いを馳せ、大切にすることを伝えていた。
現在開催中の「真説・坂本龍馬展」では、坂本龍馬の真筆書簡をはじめ、龍馬と開導聖人の接点となる開導聖人が所持されていた海援隊出版の「閑愁録」を実物展示。日扇聖人全集3巻53頁には「海援隊 文司 筆記」とあり、龍馬存命中に出版された海援隊の公式出版物『閑愁録』を明治2年5月13日の時点で開導聖人が手にとり、「高祖(日蓮聖人)の立正安国論の御説と同じだ」と絶賛されており、これら実物が間近に見ることができる展示となっている。
会期は6月22日まで。なお6月14日午後2時からはイベント「幕末維新の音vol.2」を開催予定。いずれも入場は無料。