ほんもんぶつりゅうしゅう
2022年07月01日
乗泉寺布教区弘通促進大会を開催
第5支庁・東京乗泉寺(住職・永江日盡師)では、5月5日10時半より、乗泉寺布教区弘通促進大会が開催された。
 宗務総長・新井日現師唱導による一座お看経の後、布教区長・小西歓直師は「5月は教化がスローガンですが、ここしばらくコロナ感染対策の一環として、弘通促進大会が開催できておりませんでした。
 やっと、昨年の高祖会で開催させていただきましたが、教化の月・5月の開催は3年ぶりです。感染症対策も大事なことですが、やはりこの2年間のご奉公不足は否めません。この度、ありがたくも宗務総長・新井日現師にご講演いただくことができました。
 今までの『コロナ禍だから仕方ない』は、今日この時までとして、新井御導師のご教導をいただき、これからのご弘通ご奉公を成就させていただく信心前を考えさせていただきましょう」と挨拶された。
 続いて、御法門台に立たれた新井日現師は『マイナス情報に向かってすすむ勇気』と題して「現代はインターネット等の普及によって、私たちを取り巻く情報というものは、昔と比べると大変多くなりました。
 我々の人情としては、プラス情報を喜ぶ訳で、マイナス情報というものは、なかなか聞こうといたしません。しかし、そのマイナス情報を積極的に受け止めて、それを徹底的に分析して打開策を見つけ出していく勇気というものが今、必要なのではないでしょうか。
 『われ道にすゝむ心をてらし見て 仏は力そへ給ふなり』の御教歌は、私が乗泉寺で得度して初めて拝ませていただいた御教歌です。
 それぞれが御宝前に恥ずかしくないように、分に応じてご奉公をさせていただく。誰もが同じようにご奉公を、させてはいただけません。お勤め人はお勤め人なりに、ご商売人はご商売人なりに、また、老若男女によっても違ってきます。しかしご奉公させていただこうという気持ちを持つことが大切なんです。
ご利益をくださるのは役中さんでも教務さんでもありません。御法様でございますから、今の自分の思い・信心が、御法様に恥ずかしくないように、自分自身に問いかけていってほしいですね」と講演された。
今回の弘通促進大会は、マイナス情報に向かって分析をして積極的な打開策を打ち出し、御宝前に恥ずかしくないご奉公をさせていただくことの大切さを学んだ大会となった。