ほんもんぶつりゅうしゅう
2022年06月01日
海外弘通だより ~スリランカ編
ありがとうございます。
今年に入ってからスリランカのコロナ感染者数は大幅に減ってきました。ロックダウン、行動制限、集合制限なども全て解除され、ありがたいことに感染したご信者もみな当病平癒・健康回復のご利益をいただきました。制限中にオンラインとなっていたご奉公も徐々に元に戻ってきています。
しかし、コロナ禍の収束が少し見えてきた矢先、経済危機が明らかとなりました。これはイギリス植民地からの独立後、ずっと抱えてきた不安定な政治体制による問題で、内戦終了後の10年間でさらに高まった危機的状況も政府によって隠蔽されていました。
その経済問題がこの年末年始についに爆発し、生活必需品の不足、燃料不足は明らかで、全国のガソリンスタンドでは長い行列が当たり前になっています。3月末には1日あたり13~14時間の停電、現在は毎日6時間程度の計画停電が行われています。停電によってデータ通信は弱くなり、コミュニケーションも難しくなっています。
スリランカ国民にとって、過去30年間でこれほどの生活難を体験したことはありません。内戦中でさえこれほどのことはありませんでした。このままでは、最も恐ろしい薬品の不足、食品の不足が起こることも明らかです。財政破綻を避けようと大統領や大臣の辞任を求めて国民によるデモが行われ、暴力事件も起きています。
大統領は非常事態を宣言、4月初旬には外出禁止命令が出され、SNSも使用できなくなりました。その後、裁判所が大統領の判断を違憲と見なして解除され、全ての大臣も辞任しましたが、大統領と首相はそのままで危機の解決は見えていません。平和的なデモ活動は今も続いています。
このような状況の中で、特に停電やデータ通信不良によりオンラインご奉公も難しくなっておりますが、スリランカ教講一同は今こそ国のため、国民のために「立正安国」のご祈願、信行ご奉公に励ませていただく決意でおります。
このような経済危機にも関わらず、財のご利益をいただいているご信者さんの体験談をご披露させていただきます。
コロンボ別院所属信徒、マノージ・マドゥシャンタさん(34歳)はアパレルの仕事をしているビジネスマンです。この度、コロンボの中心部に新しいコンセプトストアを開店することになりました。マノージさんは青年会で大活躍するご信者で、開導聖人ご生誕200年には本山宥清寺に五色の幕の布をご有志もされました。昨年には奉安教化も成就しております。
この新しいお店は彼にとって3店舗目となりますが、全てのお店でお客さんの見える場所に御本尊を奉安されています。新店舗は今までで最も豪華でオシャレなデザインで、経済危機の中でご利益としか言えないような成功をしています。
また、アサンカ・プラディープさん(28歳)もネパールの支援活動にも同行してくれた大活躍の青年会員です。彼は2020年2月にデービカさんと結婚しました。一昨年、コロナの行動制限が一時解除された時に、彼らの新居に御本尊を奉安させていただきました。その後、彼は看護師である奥さんと共に香水のビジネスを始めました。
昨年、彼は小型のトラックを買うこともでき、今年の1月からは奥さんも看護師の仕事を辞め、フルタイムで自営業に専念できるようになりました。アサンカさんとデービカさんは本当にご信心に気張られ、家族生活でもビジネスでもご利益をいただき、成功しつつあります。
経済危機や政治不安で挑戦の多い時期ですが、私たちは唯一絶対のご信心の力、御題目の力で乗り越えていきます。