ほんもんぶつりゅうしゅう
2025年01月06日
権大僧正日充上人の御7回忌を営む  在りし日のご弘通のお姿をお偲びする
昨年11月17日、第4支庁・神奈川布教区・法正寺に於いて、豊橋・豊晨寺住職・澤田日松師唱導のもと、高祖日蓮大菩薩御会式を厳修、併せて第2世住職・権大僧正日充上人の御7回忌の法要が営まれました。
当日は、前々日からの天候不順とは打って変わり、富士山も箱根の山々もすっきりと見え、秋晴れの晴天に恵まれ奉修されました。また、本寺乗泉寺からは新座別院、世田谷別院ほか、個人参詣の皆様、そして松本隨應寺のご信者と大勢の方々のお参詣をいただき、本堂ではところ狭しの中、式典が行われました。
本堂には祭壇が設けられ、お看経の中で日充上人のご遺影の前、上人をお偲びし、奉修御導師、当山住職、当山代務師、事務局長、責任役員、奥様方、団参講務代表の方々と順次お焼香が捧げられました。
御法門に先立ち有縁の澤田日松奉修導師より、日充上人の思い出、人となりをお話いただきました。特に宗制改正等に於いては、委員の皆様と箱根に寝泊まりし、夜を徹してご奉公に取り組まれ、宗門発展に多大な貢献をされたこと等、お聞きし参詣者一同、改めてその偉大さを感じさせていただきました。
当時を思い出しますとパソコンもない時代、新しもの好きの上人、直ぐにワープロを覚え、睡眠時間をおしまず、事務局が、やるべきご弘通ご奉公を一手に引き受け、きめ細かくご奉公されていました。また、ご奉公者に対し、庫裡からの何段もある階段をのぼり、特製の紅茶等を、ご奉公者に振る舞われる等、7回忌にあたり、優しい上人であったことを改めて思い出します。
式典では、当山住職・澤田日義師の挨拶のあと、奉修御導師の御法門を拝聴。「信心のあるなしとは参詣を するとせんとにあらはれにけり」との御教歌で、お参詣の功徳につき、①親近の功徳、②聞法の功徳、③菩薩囲繞(いにょう)の功徳、④ご供養の功徳について詳しくご説明いただき「お参詣に励み罪障消滅し、功徳を積ませていただき、ご利益を感得してください」とお諭しいただきました。