現在、ロシアが行っているウクライナ侵攻に対し、本門佛立宗として強く抗議の意を表明します。

戦争とは、人類が欲望の極限で起こす破壊行為であり、為政者がお互いに自身の主張のみを相手に押し付けると同時に、一般市民を犠牲にする愚かな行為です。
まして今回のような一方的な侵攻は、国際社会におけるルールをも無視するものであり、到底容認できるものではありません。

本門佛立宗は、「今此三界　皆是我有　其中衆生　悉是吾子」という仏の大慈悲のもと、お互いに相手をいたわり、相手を尊重しつつも共に成仏の道を歩むために、み仏の教えを弘め、菩薩行を実践する宗派です。

従って、此の度のような人心を踏みにじる行為は、仏教者として看過する訳にはまいりません。
我欲を抑え、一日も早く両国が共存できる道が開かれることを祈念しつつ、ここに抗議の意を表明いたします。合　　掌

令和４年３月４日
本門佛立宗　宗務総長
新井　日現