ほんもんぶつりゅうしゅう
2022年08月03日
本山特別奉納金 随喜奉納のおすすめ
全寺院・教会教講の皆様には日頃より為法為宗ご奉公に、特には本山特別奉納金のご奉公にお励みいただき、誠にありがとうございます。東京・乗泉寺の川野辺と申します。昨秋より財務局でご奉公させていただいております。
本山三大奉納金とは
 年三回の本山特別奉納金のご奉公はそれぞれに違いがあります。
本山初灯明料は何をおいてもお初穂を本山の御宝前にお供えする。
宗門総回向料は蓮隆扇三祖聖人はじめ先師上人、各家のご先祖、有縁の方々、特に今年はコロナ禍や頻発する自然災害で亡くなった方々へのご回向です。世間一般でするお盆の供養ではなく上行所伝の御題目でご回向させていただくことの有難さが大事と教わっています。
 そして、高祖会全国奉納金は本山の高祖会に合わせてお祖師さまへの報恩の想いをお供えさせていただくご奉公です。
 皆様が随喜心で本山にご奉納くださり、御宝前が下付くださった三大奉納金で支庁・布教区を含む宗門全体の運営資金の約九割が維持されています。そのすべてが宗門人の随喜奉納です。このように宗門から賦課する形式ではなく、あくまでも一人ひとりの志によって奉納される方式は宗教界でも珍しく、当宗の誇りであり、美風とも申せましょう。そう、本門佛立宗は世界各国の全寺院・教会の教講の皆様のご信心によって支えられているのです。
 昨年は、本山初灯明料が10万円以上で前年より増額を果たされた寺院・教会に、工夫や奉納促進策を伺って『報告書』にまとめました。回答をいただいた皆様からは、家族代表ではなく一人ひとりの奉納、一度限りではなく毎月の奉納の促進、財の功徳についての御法門と体験談、ご信者のすみずみまでに届くようなご披露の徹底、そのための分かりやすい促進文書作りのご希望などなど、教えていただくことはたくさんありました。
 本年の本山初灯明料は全体として増額こそなりませんでしたが、例年は合計して1000万円程度の減少が続いている中で、半分くらいの落ち込みにとどまることができ、155ヵ寺、4支庁、5布教区では増額のご奉公をいただきました。約500万円の下支えです。
 まだまだ少しずつですが、これからも一人ひとりのご信者のお心に届き、皆様が共に財の功徳の積み重ねによるご利益感得ができるようなご奉公のお手伝いを心がけてまいります。
随喜奉納のおすすめ
 本山特別奉納金の奉納は、あくまでも随喜奉納によるものです。しかし佛立第17世講有・石岡日養上人が「分相応に無理をして」とお教えくださいましたとおり「もうちょっと」、「もう少しだけでも」と頑張れば、必ずそれ以上の果報を頂戴できることを私も実感してまいりましたし、皆様も数多く体験されてきたことと思います。
 現在、本門佛立宗は海外10ヵ国に弘まっており、もう何年も前から国境を越えた本山初灯明料のご奉納をいただいております。これからは、国内と海外が刺激をし合いながら奉納の促進ができればと願っております。
また、本庁にはお洒落(しゃれ)で少し小ぶりな奉納箱や子ども用の奉納箱の用意がありますので、大いにご活用いただきますことをおすすめいたします。