ほんもんぶつりゅうしゅう
2022年06月01日
ご利益感得助行「ゴリカン」の推進
ありがとうございます。4月2日は八王子清流寺、尼崎隆宣寺、清流寺オーストラリア・クィーンズランド組、ロサンゼルス正法教会のみなさんと合同での「ご利益感得助行」をさせていただきました。
この「ご利益感得助行」通称「ゴリカン」は、尼崎隆宣寺の松本良光御住職が発案されたご奉公で、お互いのご祈願を持ち寄り、お互いのご祈願が成就するように祈り合うお助行です。佛立宗のご信心では何と言っても「ご利益感得」が大切で、凡夫の私たちが理屈ではなく、体験・経験として御法さま、ご信心のありがたさを感じられる唯一の方法です。
妙深寺では、今年から毎月「ゴリカン」を実施していましたが、この度は清流寺オーストラリアクィーンズランド組のご信者さんからお声かけいただき、日本のみならずオーストラリアとアメリカを巻き込んだ世界規模での「合同ゴリカン」となりました。
各国、各地とオンライン会議システム・ZOOM(ズーム)で繋ぎ、簡単にご挨拶をさせていただいた後、9時から12時までの3時間、しっかりと御題目口唱に励ませていただきました。1人で3時間のお看経はなかなかできるものではありませんが、お寺だけでなく、日本のみならず、世界のみなさんとお看経をしていると思うと自然と御題目にも力が入りました。
クィーンズランド組では、ご信者さんのお子さんで、心臓に病を抱え、リウマチの診断も受け、闘病生活をされているお子さんがおられ、特別にご祈願言上をしていただきました。最後に、各国から一言ずつご挨拶をいただき、ZOOM(ズーム)上での記念撮影。滅多に撮影できない貴重な写真となりました。
コロナ禍でなければ、このような発想はできなかったと思います。コロナ禍というピンチをチャンスに変えて信心増進の良い機会をいただきました。
そして「合同ゴリカン」から数日経過した後、闘病生活を送るお子さんのご家族からご連絡があり、この度の治療で「大変なお計らいをいただきました!」と悦びのお話があり、「合同ゴリカン」の功徳の大きさを感得させていただきました。
高祖ご降誕800年というまたとない機会に、一人でも多くの方がご利益を感得し、人を助ける菩薩へと生まれ変われますように、妙深寺では今後も「ゴリカン」を継続して実施してまいります。