ほんもんぶつりゅうしゅう
2022年10月14日
神奈川布教区 高祖日蓮大士ご降誕800年慶讃別修法要を奉修
ありがとうございます。8月28日午後1時より、神奈川布教区の高祖日蓮大士ご降誕800年慶讃別修法要が奉修されました。
神奈川布教区では、次世代信徒となる30代から50代信徒を「ミドルエイジ」と位置づけ、平成31年より布教区として「ミドルエイジ御講」を奉修するなど、育成ご奉公を展開してまいりました。今回の慶讃法要は次世代信徒育成の集大成として、ミドルエイジだけで慶讃プロジェクトを組織化し、一過性に終わらず、将来のご弘通に資するよう、ご奉公を進めてまいりました。
現代海外弘通の先駆者でいらっしゃる神戸香風寺の福岡日雙師を奉修導師にお迎えし、佛立アンバサダーのブラジル教区長・コレイア日友師も駆けつけてくださり、ブラジル、イタリア、アメリカ、オーストタリア、スリランカ、インド、ネパール、台湾、イギリスと世界同時中継をし、「一天四海皆帰妙法」のテーマに恥じない、グローバルな慶讃法要となりました。
当日はメイン会場となる横浜駅東口新都市ホールに400名のミドルエイジを中心とした参詣者が集い、布教区管内十五ヵ寺をサテライト会場とし、ミドルエイジ以外の一般のみなさまがお参詣されました。また、当日は「ブッキョーチャンネル」でYouTube配信を行い、計647名のミドルエイジ信徒、総計1478名のお参詣となりました。
法要のはじめにコレイア御導師よりメッセージをいただき、現代の私たちに必要なことをブラジルのご奉公をご紹介いただきながらお話しくださり、ポルトガル語の「日月偈」もご披露くださいました。
また、これまでの慶讃プロジェクトの概要を映像で紹介し、当日まで管内寺院を回った慶讃法要を象徴する垂れ幕・のぼりの献上式を行い、御宝前に荘厳させていただきました。ミドルエイジ信徒の体験談では、アメリカ・ロサンゼルスと中継を結び、幼い娘さんが急に意識を失い、痙攣するという事態の中、オンラインで大勢の方々からお助行をいただき、ご利益をいただいた喜びの声を伝えていただきました。
福岡御導師よりイタリアやスリランカでのご奉公談をご紹介いただきながら「法縁」についての御法門を頂戴し、いかに「縁」を結ぶことが大切かと教えていただきました。
今回の慶讃プロジェクトでは「社会性」をサブテーマのひとつに掲げ、ウクライナ難民支援活動を実施し、法要当日にはウクライナ・ロシア双方に支部を構える世界的な空手団体「禅道会」の活動により日本に避難されたウクライナ避難民の方々をお呼びし、戦禍の真っ只中にあるウクライナとも中継を結び、「毎日、空襲警報が鳴っている」「いつミサイルが飛んできてもおかしくない」など、緊迫した状況を生の声でお伝えいただきました。
8月は第二次世界大戦の終戦の月ということもあり、世界の戦没犠牲者をご回向するために大塔婆を建立し、ウクライナをはじめとする世界の戦争・紛争の早期終結のご祈願と戦没犠牲者の追善回向のお看経をさせていただきました。布教区ファミリー会ではこの慶讃法要に向けて「法鼓隊」を結成し、練習を重ねた子どもたちが上手に法鼓でお看経を盛り立ててくれました。
今回のご奉公では初の試みとして各メディアへプレスリリースを出し、News week日本版、Sankei Bizなどにも慶讃法要の内容を掲載してもらいました。
コロナ禍でご奉公が難しいと言われる中、高祖ご降誕800年ご正当年に恥じないご奉公をさせていただこうと神奈川布教区の次世代信徒の皆様が異体同心で、忙しい中、寝食を忘れてご奉公に取り組んでくださり、布教区史に残る慶讃ご奉公となりました。
今後も慶讃プロジェクトを継続し、ウクライナと結ばれた「法縁」を大切にし、ミドルエイジ御講やボランティアネットワーク「地球防衛隊」、また下種結縁を目的とした「僧談」などを実施してまいります。ありがとうございます。