ほんもんぶつりゅうしゅう
2013年08月01日
第20回[2013年8月号]
門祖聖人は、備前(岡山)の国にご奉公に行かれる時は、瀬戸内海を舟で通っておられたんだよ。そして時には、天気の悪いこともあり、目的地に行けずに別の場所に着かれることもあったんだ。宝徳二年(一四五〇)、門祖聖人は牛窓本蓮寺から尼崎に舟でお帰りの途中、嵐に遭って讃岐(今の香川県)の国、宇多津の浜辺に着かれるんだ。今月はそこでのお話だよ。