ほんもんぶつりゅうしゅう
2023年01月24日
【防災についての4つのステップ】
ありがとうございます。
 阪神淡路大震災では、家具の転倒等で身動きできなくなったところに火災の発生で、東日本大震災では、予想を超える津波の発生により、多くの犠牲者が出ました。どうすれば、被災を防ぎ、或いは被災を最小限にすることが出来るか、私の経験を踏まえ、自然災害の代表格である地震について、私見を申し述べます。
 私は、防災について、次の4つステップがあると思っています。
《第1ステップ 地震を知る》
 先ず、地震の震度などにより、室内や室外がどんな状況になるのか、ライフラインやインフラはどうなっているのかなどを知ることにより、被災しない、被災を最小限に抑えるため対策を検討することが可能になります。
《第2ステップ 地震対する備え》
 家具類の転倒・落下・移動防止対策、ケガの防止対策、家屋や塀の強度の確認、非常用品の準備、防災行動力を高めるなど、備えておくことによって、防災・減災ができるようになります。
《「第3ステップ 地震その時の行動》
 地震時、地震直後、地震後の行動はどうしたらいいのか、これらの行動によっては被災を大きくする場合があります。
《第4ステップ 地震からの復旧》
 まず、家庭の中心であるご宝前の復旧からとりかかりましょう。個人の住宅等の被災箇所の復旧・復興に対する支援は、行政機関の被災証明が基本になります。
 都道府県によって異なりますが、東日本大震災のときは、被害の程度により見舞金や全壊・半壊の住宅の解体や再建に補助金の支給や、後片付けにボランティアの派遣等がありました。市町村の窓口で相談しながら復旧・復興作業を行うことがベターです。
 災害には、不断の努力が必要であり、防災訓練はこれにあたります。
第7支庁 災害対策担当 三浦輝也